安倍一強時代の負の遺産は、周辺の安倍シンパの動向だろう。特に右派論壇誌と称される赤色のけばけばしい月刊誌によって持ち上げられてきたのが、百田尚樹・有本香・門田隆将の3人である。いずれも現在、50万人以上のX(旧ツイッター)フォロワー数をも ...
自民党総裁選挙の候補者が乱立しそうだ。そのうち、8月15日に靖國神社を参拝したのは高市、小泉、小林の3人と伝えられる。本日付東京新聞に「靖国神社廃止論」のコラムがあるが、終戦後、靖国神社を宗教法人にしたのは間違いで、「神道から切り離して国 ...
私の日本共産党へのスタンスはしばしば開陳しているつもりだが、はっきりしている。同党の政権批判能力や歴史改竄への批判姿勢を評価し、さらに党員個々人にまったく悪意はない。だがこの政党が集団や組織として機能する場合、しばしば非人間的・抑圧的・冷 ...
終戦記念日関連の社説だが、本日付日経社説は社説の堅苦しさとは正反対の活き活きした文章だ。「さきの大戦」が4つの戦争が複合したものであったことを指摘し、具体的に「日中戦争」「日米戦争」「英仏蘭との戦争」「ソ連との戦争」を挙げている。その上で ...
本日付各紙は「岸田政権の3年間」を問う紙面で埋まっている。東京新聞(特報面)は「国葬強行」「原発回帰」「防衛費増」を見出しに掲げた。日経は「『財源難4兄弟』道筋つかず」と題し、「防衛」「少子化」「GX」「半導体」を4兄弟に見立てている。私 ...
本日付日経(社会面)で80年前の1944年6月、学童の「集団疎開」が閣議決定された史実を紹介している。敗戦1年前のこの時点で、大日本帝国は将来のために未来を託す子どもたちをできるだけ安全地帯に避難させようとする最後の「判断能力」は有してい ...