2022年6月の月別アーカイブ
徒然なるままに

先進国で最悪水準の財政

本日付の日経新聞の選挙関連記事に「先進国で最悪の水準」「債務のGDP比263%」「財政再建、具体像先送り」の記事が出ていた。こうした記事はしばしば登場するが、問題は政党のほうだ。財政支出は有権者にプラス感情をもたらす。そのため国の将来を考 ...

裁かれるサイコパスの行動

アメリカで連邦議会襲撃事件に関する6回目の公聴会が開催された。トランプ前大統領の確信犯的行動が次々と明らかになっているが、米共和党はいまだトランプ人気の前にひれ伏し、何もいえない空気が蔓延しているようだ。結局のところ、「真実」が勝つのか、 ...

ノンフィクション考

本日付の朝日新聞でノンフィクション作家の梯久美子さんが6月15日に95歳でなくなった作家の「森崎和江さんを悼む」という文章を寄稿していた。森崎和江は『からゆきさん』などの著作で知られる。寄稿の中で、森崎和江が結婚して福岡県久留米市に住んで ...

エゴイズムと普遍主義

ウクライナ危機をめぐり、論客のレベルが色分けされる時代となった。要するに自分のことしか考えていないか、世界全体のことを考えているかといったそもそもの「構え」の違いである。自分のことしか考えていない人間はここを力の入れ所とばかりに日本も核兵 ...

名前の残る政治家

日本経済新聞の夕刊に「私のリーダー論」というページがある。昨日付では名古屋外国語大学の亀山郁夫学長が登場していた。ロシア文学者として知られる同氏の発言で目にとまったのは、記者の「ロシアの歴史上の人物で、模範となるリーダーはいますか」という ...

時代相を変えるための戦い

人間それぞれの顔つきに違いがあるように、時代にも相がある。この20年間の日本社会を振り返って私が個人的に感じるのは、人種差別が横行する社会に変化したことだ。いびつな社会だ。隣国を見下し、自分たちの優越感にひたる。そこにあるのは一国主義のよ ...