2024年11月の月別アーカイブ
徒然なるままに

国際法と国際秩序が破壊される世界

本日付日経に掲載されたフィナンシャルタイムズの翻訳記事を読んで驚いた。イスラエルのネタニヤフ首相らに戦争犯罪容疑者として逮捕状を出した国際刑事裁判所(ICC)に激怒しているトランプ次期政権が、同裁判所の検察官や職員に対して制裁を発動するこ ...

ネガティブリテラシーのすすめ

本日付毎日が、戦後80年――座談会「メディアと政治」と題して座談会内容を見開きで掲載している。表題には「『戦争をしない』を続けるために」とあって興味深い内容となっている。基調報告をしている佐藤卓己上智大教授は、現在を「情動社会」と定義し、 ...

「極右」拡大の20年

昨日は花田『WiLL』が創刊されて20周年の記念日だったが、たいしたイベントは何も行われなかった。月刊誌『WiLL』が大々的に創刊20周年を強調したわけではなかったし(誌面で多少そのような文字が見受けられた程度にとどまる)、まして『WiL ...

第3代がもたらす盛衰

徳川幕府を安定化させた要因として初代から3代までに基礎を確立したことは有名な話だろう。特に第3代が決め手となる。そうした過去の歴史から創価学会も第3代会長の意義づけを重視してきたことは会内では広く知られる。初代、2代の前半までは泡沫宗教団 ...

改憲派の雄叫び

昨日、日本会議後支えの改憲団体が「自衛隊明記の憲法改正を求める国民集会」を永田町近くで開催した。毎年5月3日に行われる集会の臨時バージョンといえるが、以下の面々が登壇した(櫻井よしこは体調不良のため急きょ欠席)。 櫻井よしこ氏(ジャ ...

船橋洋一氏の大著

本日付朝日新聞に10月に発刊された船橋洋一氏の大著『宿命の子 安倍晋三政権クロニクル』に関し、船橋氏本人へのインタビュー記事が大きく掲載されている。個人的に目を引いたのは、第2次安倍政権時代に出された戦後70周年談話について、公明党に関し ...