カテゴリー ‘日本会議’ のアーカイブ
徒然なるままに

家父長的人権後進国

日本の精神的近代化がここまで遅れたのはやはり家父長的思想の蔓延によるところが大きいと感じる。政治的には安倍政権の確立とともにその種の勢力が政治力を増し、この国に一定の基盤を築いたように思う。これらの勢力はかつての「大日本帝国」時代の思想を ...

自己愛性の戦争呼称

本日付朝日新聞で識者の成田龍一氏が次のように語っていた。「『大東亜戦争』という言葉を使うことは、戦争の反省の上に成り立つ戦後社会を認めたくないという一つの立場表明、イデオロギーとなっています」。さらに多くの戦争で戦後60年ほどで呼称が定ま ...

日本で唯一実現された宗教政党

日本の戦後の宗教団体が政治とどのように関わったかを網羅的に調べたことがある。戦後、政党をつくろうとした宗教団体は複数あった。結論として、政党結成に至った宗教団体は創価学会だけである。だが同教団は戦後の政治とのかかわりにおいてはむしろ「後発 ...

本当の「日本のガン」は何か

公明党は日本のガンとのたまって政治記事になった自民党幹部がいた。その発言を使って月刊誌で論じている人間もいる。だがこの国の本当のガンといえる存在は何なのか。もちろん公明党ではない。本日付東京新聞で自民党の野田聖子議員がインタビューされた中 ...

安倍が育てたモンスターたちの逆襲

古谷経衡氏の新書『シニア右翼』によると、日本のネット右翼(いわゆるネトウヨ)の総数は200万人規模とされる。この固まりを生み出した背景には明らかに安倍政権の9年近い存続があり、極右論壇誌の存在がある。両者らが一体となって形成した200 ...

神道と排外主義は表裏一体

明治から昭和の敗戦までの77年間、この国の思想の根幹にあった国家神道(現在の靖国勢力)は、日本社会に大きな影響を与えてきた。日本独善教といってもよい思想として、近隣諸国を見下し、排外主義を伴う行動を助長してきた。その結末が1945年の「日 ...