カテゴリー ‘政治’ のアーカイブ
徒然なるままに

「ルールを守らない」の定義

ことし夏の参院選でとびかった外国人問題。政府与党側は「ルールを守らない外国人に厳しく対処する」と世論向けピーアールを繰り返したが、この「ルール」なる用語は欺瞞そのものだった。この場合のルールには①刑法②入管法③マナーの3種類があるが、これ ...

数の力

数の力をだれよりも身に染みて感じ、それを活用した政治家は近年では安倍晋三の右に出る者はいないと思う。その原体験はやはり初めての戦後世代の総理大臣として期待されながらも無様な退任を余儀なくされた第1次政権の経験にある。このときの参院選挙は“ ...

赤旗砲に右往左往する高市首相の生命維持装置

 思えば「安倍派解散」の引き金となったのはしんぶん赤旗日曜版の2~3人の取材班による調査報道だった。今回は高市政権のアキレス腱ともいえる維新の共同代表を狙い撃ちした形だ。藤田共同代表の第一秘書が代表をつとめる会社に藤田事務所の仕事を発注し ...

第2次細川連立政権の可能性

1993年に起きた政変劇は自民党の金権政治に愛想を尽かした有権者が同党にお灸をすえ、8党派による非自民党連立政権を成立させた日本政治史の一大変革だった。ただし参加党派が多すぎたためか、1年もせずに瓦解した。ポイントは、自民党から一部脱党し ...

経済特化を余儀なくされる高市政権

高市新政権は外交シーズンから内政シーズンへ移行する。国会での代表質問、予算委員会での攻防に焦点が移るからだ。法案でこれから問題となるものとして「国旗損壊罪」を含む刑法改正や「スパイ防止法」などが想定されるが、数だけでいえば、自民+維新+参 ...

地獄の国会日程が始まる

当初の外交得点など何のその、来週から地獄の国会日程が始まる。地獄と称するのは、昨年の石破内閣での国会運営と同様、政権与党にとっては“調整型”の国会運営が不可欠となるからだ。補正予算案の成立は野党の協力が不可欠であり、ほかにも議員定数削減法 ...