カテゴリー ‘政治’ のアーカイブ
徒然なるままに

一世を風靡する土壌

昨年は安倍元首相の銃撃事件に始まり、統一教会問題が大きくクローズアップされた。政権与党の公明党の支持母体である教団も一定の注目を浴びることにつながった。戦後、多くの宗教団体が政治への関わりを表明し、実際にトライしているが、現実に政党を結党 ...

安倍晋三とゴルバチョフ

大晦日になると、その年に物故した著名人らを大きく掲載する新聞が多い。本年亡くなったうち私が最も印象深い3人をあげるとすれば、7月8日の安倍晋三元首相、8月30日のゴルバチョフ元大統領、最後に11月11日に自宅の火事でなくなった村田兆治・元 ...

77年たって「戦前」に戻る日本

ことしは戦後77年。明治維新から1945年の敗戦までも77年だったので、ちょうど今年が折り返し点とはよく言われてきた。だがその節目の年に、岸田政権は明確に戦前回帰にカジを切った。一つは防衛予算(戦前の軍事費)の一部に国債を使用するという「 ...

大きな荷物を背負うことになった公明党と支持団体

今後5年間の防衛予算を43兆円とするニュースが突然出てきて多くの有権者はとまどっているに違いない。国民の代表で構成する国会の場で集中審議されたわけでもなく、有権者の目に見える形で出てきてわずか1週間程度にすぎない。民主党政権下で抑制されて ...

権力の私物化と情報の私物化

そもそも国家権力は構成員の幸福を追求するために存在する。これは理想論だ。公平で私心なく、未来のことを見据えて手を打ち続ける指導者は極めて稀だ。逆に自らの欲望(名誉欲)のために権力を濫用する指導者は後を絶たない。近年の日本では「一強」と呼ば ...

次世代にどうつなぐか

本日付の朝日・産経などで中国の次期最高指導者の顔ぶれに関する記事が掲載されていた。習近平総書記は国の将来を考えて次世代リーダーを最高首脳陣(政治局常務委員)に入れるという発想ではなく、忠誠心重視で選ぼうとしているため、肝心の世代交代が進み ...