カテゴリー ‘政治’ のアーカイブ
徒然なるままに

歴史観は国家の基盤

石破首相がいつ「戦後80年見解」を出すかということが新聞紙上でかまびすしい。いずれにせよ閣議決定された正式の「首相談話」は出ないと決まっているようなので、あとはいつ首相の個人的な見解が発出されるかということだろう。ただし状況としては、戦後 ...

妄想に生きる時代

戦後80年の8月、敗戦時を知る人はすでに当時子どもだった人に限られる時代となった。そのため身近な家族関係などの話ができる人にとどまるとの指摘をしたのは本日付毎日新聞に登場した加藤聖文教授(駒沢大学)だ。今回の参院選では南京大虐殺を否定する ...

「平和」と「人権」の関係

「平和」と「人権」が密接不可分の関係にあると考えるのは特に奇抜な考え方ではないと思う。私の認識では日本に「平和の党」を自称する政党が幾つか存在するが、両方をきちんと主張しているかどうかはそのバロメーターとなる。一人ひとりの人権を尊重した社 ...

石破首相の功績

職業上、歴史にその人の行動がどう刻まれるかという観点で考える習性が見についている。石破首相は後世、どのように評価されるだろうか。私は安倍政治の流れを「変えた」点にあると考える。民主党政権の3年間を終え、安倍元首相が政権を奪還した2012年 ...

自公下野論の現実性

本日付毎日コラムで石破首相が辞める様子がなく、「意気軒高」である旨書かれている。さまざまな見方や立場があるが、首相に辞める気がなければ周りからは容易に降ろすことはできないとはよくいわれることである。その意味では自民党総裁任期の終了まで務め ...

社会党政権が残したもの

私が社会新報に在籍した1993年11月から96年12月にかけては政治の激変期だった。すでに細川連立政権時代に入っており、その後、連立与党からの離脱、自民党と組んだ社会党首班内閣の樹立、自民党政権へと目まぐるしく移り変わったからだ。それでも ...