農水省の失政が招いたコメ高騰

本日付の東京新聞「核心」はコメ高騰問題で、農水省の収穫量の算出に誤差があり、計算ミスによって現状に至った疑惑を報じている。だれかが買い占めたとか、投機筋の影響などとこれまで原因がはっきり追及されてこなかったのはこの国のメディアの弱さが幸い ...

山崎正友一審判決から40年

元教団顧問弁護士に懲役3年の一審判決が出た1985年3月26日から40年目の朝だ。今では振り返られることもなくなった人物だが、職務上知りえた情報をもとに顧問先を脅した罪で有罪判決を受けた。その後栃木県の刑務所に3年近く収監されたが、出所後 ...

公明党は適切な法的対応を

私の文章の師である大隈秀夫は戦後の西日本新聞記者として仕事をし、記者としての多くの教訓を得た。例えばAという企業のことを取材し調査したい場合、どこに取材に行くのが一番適切な情報を得られるかといえば、それは最大のライバル企業Bに行けといった ...

ジグザグに進む時代性

時代を振り返ると明らかに「潮流」というものが存在する。1990年代の昭和の戦争を「侵略戦争」と断じる新首相が登場したり、過去の慰安婦問題で反省の意を表明する官房長官が登場したりしたリベラルな雰囲気の時代から一転、96、7年以降はそれらを「 ...

世論は正しいとは言えない

民主主義の最大の欠陥は、多数派が常に正しいとは限らないことだ。日清・日露戦争や太平洋戦争に進む時代の日本で世論に流された大衆こそが戦争を遂行した張本人とはよく言われる。日本共産党も過去に多数派が日本国内で共産主義革命を起こそうとして人殺し ...

小さなカナリヤ

毎朝読む一般紙の順序は決まっている。前にも書いたことがあるが、毎日→東京→朝日→赤旗→産経→読売→日経の順だ。なぜかいつの間にかそのように定着してしまった。ざっくりと左から右にかけて読む感じだが、日経が最後なのは他の一般紙とは特色を異にす ...