2023年4月の月別アーカイブ
徒然なるままに

愛国ノンフィクションの限界

ノンフィクションの分野に「愛国」という要素をたぶんに取り込んだのは門田隆将という作家を嚆矢とする。要するに「国威発揚」を目的として構成されるノンフィクションのことだ。例えば過去の戦争を描く場合にはそれは特定の人物に焦点をあて、その人物の功 ...

政党戦国時代

「安泰」の政党はどこにもない。そのことを如実に示した選挙だったと感じられる。 衆参5補選で自民党は4勝1敗と勝ち越す結果となったものの、遅くまで結果が出ない選挙区が多く、実態は自民側が「押された選挙」にすぎなかった。これでは広島サミ ...

3日攻防

本日より「3日攻防」に入る。この言葉は本土ではあまり聞かないが、沖縄で取材するようになって私は初めて耳にした。選挙当日の3日前で勝負を決するというような意味で使われる。実際、期日前投票が一般的でなかったひと昔はそうだったのだろう。ことしの ...

東村山の構図22  デマの囚われ人

安倍元首相を殺したのは山上ではないという都市伝説が広がっている。広げているのが一般人でなく、「ジャーナリスト」や学識者を称する者たちであることがこれまでと異なる特徴だ。その内容はあの角度では山上の発砲した銃弾が元首相の首に当たることはあり ...

東村山の構図21 嘘まみれの朝木直子

「週刊現代」裁判の判決で認定された事実は象徴的だ。朝木直子らのウソを断罪したという意味で決定的な内容だからだ。そのウソは教団が彼女の母親の転落死にかかわったという彼女らが当初主張した事柄とは関係がない。その前提として、彼女らが週刊現代の取 ...

潜入取材のつもりが…

本日付毎日新聞に「カンボジア選挙監視中殺害30年 中田さん追悼式」の共同電の記事が掲載されていた。1993年4月、国連ボランティアとしてカンボジアで選挙監視活動を行っていた当時25歳の日本人青年が凶弾に倒れた。すでにそのころ政府派遣の選挙 ...