読売の産経化現象

読売新聞が石破内閣が7月中に退陣表明を行う旨「号外」を発行した問題で、同紙はいまも見解を発することなく、ダンマリを決め込んだままだ。日本の最大発行部数を誇る新聞として、実際は事実確認を行わず「号外」を出したと見られているにもかかわらず、そ ...

70年ぶりの予算編成

日本経済新聞だけだが、石破政権が歴史的にどのような位置づけの内閣か時折報じることがある。本日付でも少数内閣で予算編成を経験したのは鳩山一郎政権以来の70年ぶりの出来事であったことを繰り返し紹介する。70年前は政権を安定させるために「保守合 ...

企業団体献金について

この問題の最大のネックは政治が捻じ曲がる点にあると感じる。必然的にワイロ性を伴うこの献金によって、本来保護されるべき弱者が、逆に保護されない方向に向かう局面のことをいう。端的にいえば、法人税を上げず、消費税を上げてきた政治の行動などに表れ ...

「勝てば官軍」の弊害

安倍元首相は第1次政権下で行った唯一の国政選挙、参院選においてこれほどにない見事な惨敗(先の7月参院選よりさらにひどい負けっぷり)を喫したが、いまの石破首相と同じように「辞めない」選択をし、その挙げ句、体調を崩した。選挙で負けるということ ...

参政党から学べること

結党してわずか5年の政党が国会の“台風の目”となっているためか、多くのジャーナリストがこの党の研究・取材を始めている。恥ずかしながら、私もその一人だ。同党はもともと日本共産党や公明党をモデルに始めたとの新聞報道があったが、当初の発起人であ ...

戦後80年の「8・15」

敗戦記念日となる本日の全国紙面は特色が分かれた。編集幹部の熱量がそのまま紙面に表れた形だ。通常のルーティーン的な特集という印象を受けたは朝日、読売、産経。一方で並々ならぬ熱量で紙面をつくったことが明らかに見えたのは毎日新聞だった。私は6大 ...