カテゴリー ‘軍事’ のアーカイブ
徒然なるままに

現ロシアと神国日本の相似形

ロシアのウクライナ侵略を当初のころ、かつての旧日本軍の中国侵略と重ねて論評する言説をちらほら見かけたが、その感は一層強くなるばかりだ。昨日付東京新聞夕刊のモスクワ発記事で「ソ連は絶対的正義」「NATОは極悪非道」といったかつてのプロパガン ...

プーチンを刑務所へ

本日付各紙のロシアの軍事侵攻1年の特集記事を見ていると、ロシア専門家の中でこの戦争がもう1年は確実につづくと予想する人もいる。要するにロシアとウクライナで互いの主張に折り合う面がなく、現場における戦闘が軍事的に拮抗した状況にあることを踏ま ...

米ユーラシアグループも「今年はない」

昨年も世界の10大危機のトップに中国のゼロコロナ政策の失敗を挙げて見事に的中させた米調査会社ユーラシア・グループが本年初頭、今年の「世界の10大リスク」を発表した。情報としてはすでに1週間前のものになるが、その内容は興味深い。1位にウクラ ...

中国の台湾軍事侵攻を「ない」と見る識者たち

台湾の軍事侵攻などを見据えて日本は巨額の防衛予算を組むなど対応に大わらわだが、私の見る範囲でも多くの識者はその事実を否定している。列記すると以下のようになる。台湾有事論を煽っている中心は、私の見るところでは自衛隊関係者(なかんづくОBの集 ...

77年たって「戦前」に戻る日本

ことしは戦後77年。明治維新から1945年の敗戦までも77年だったので、ちょうど今年が折り返し点とはよく言われてきた。だがその節目の年に、岸田政権は明確に戦前回帰にカジを切った。一つは防衛予算(戦前の軍事費)の一部に国債を使用するという「 ...

大きな荷物を背負うことになった公明党と支持団体

今後5年間の防衛予算を43兆円とするニュースが突然出てきて多くの有権者はとまどっているに違いない。国民の代表で構成する国会の場で集中審議されたわけでもなく、有権者の目に見える形で出てきてわずか1週間程度にすぎない。民主党政権下で抑制されて ...