「大東亜戦争」は侵略正当化の呼称

終戦記念日関連の社説だが、本日付日経社説は社説の堅苦しさとは正反対の活き活きした文章だ。「さきの大戦」が4つの戦争が複合したものであったことを指摘し、具体的に「日中戦争」「日米戦争」「英仏蘭との戦争」「ソ連との戦争」を挙げている。その上で「4つの戦場は作戦上のつながりが薄く、それぞれを行き来した兵士も少ない」と指摘。さらに「大東亜戦争」の呼称は、侵略を肯定化すると「受け取られかねない呼称」であり、「避けるのが見識」と結論づける。最後に、「大切なのは、あの戦争をいつまでも『さきの大戦』にしておくことである」という結びは、万人が共鳴できる内容のものだ。

[社説]「さきの大戦」と呼ぶ意味を考えよう – 日本経済新聞 (nikkei.com)

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