カテゴリー ‘アジア’ のアーカイブ
徒然なるままに

権力者の二面性

本日付日経に興味深い記事が載っていた。中国の習近平国家主席が次世代の人材育成に関心がなく、後継者育成プログラムがほぼ機能していない現状を指摘し、警鐘を鳴らす論考だ。古来、独裁者なるものは自分の時代のことしか考えず、未来のことを考慮しない。 ...

「大東亜戦争」は侵略正当化の呼称

終戦記念日関連の社説だが、本日付日経社説は社説の堅苦しさとは正反対の活き活きした文章だ。「さきの大戦」が4つの戦争が複合したものであったことを指摘し、具体的に「日中戦争」「日米戦争」「英仏蘭との戦争」「ソ連との戦争」を挙げている。その上で ...

「アジアのリーダー」でなくなった日本の行く先

すでに何度も取り上げているが、日経コラム「大機小機」は必ず目を通す。本日付の同欄では、日本の没落は政治から始まると指摘した過去の識者の発言を引用しつつ、GDPでドイツに抜かれて世界第4位になったとみられる事実などを引き、「もはやアジアの中 ...

「愛は勝つ」の思い出

あの曲で一世を風靡した方の訃報が昨日報じられた。小生とこの曲は、カンボジアPKOの思い出と分かちがたく結びついていて離れることがない。92年に自衛隊を初めて国外派遣した日本政府のPKO活動の、カンボジアでの最後の締め括りの仕事は民主的な選 ...

潜入取材のつもりが…

本日付毎日新聞に「カンボジア選挙監視中殺害30年 中田さん追悼式」の共同電の記事が掲載されていた。1993年4月、国連ボランティアとしてカンボジアで選挙監視活動を行っていた当時25歳の日本人青年が凶弾に倒れた。すでにそのころ政府派遣の選挙 ...

「人生最高の日」

昨日付の朝日新聞文化欄の「語る」連載で、元国連事務次長の明石康氏が登場していた。1回目の連載で、93年5月23日について「人生最高の日はいつかと問われたら、私はこの日を選びます」と語っている。自身が国連特別代表として行ったカンボジア総選挙 ...