カテゴリー ‘アジア’ のアーカイブ
徒然なるままに

昭和100年の夏

戦後80年目の8月に入る。先月の参院選挙では「核保有が安上がり」と訴えた女性候補者が東京選挙区で上位当選し、南京大虐殺はなかったとの歴史認識をもつ候補者が神奈川選挙区で当選した。いずれも「参政党」の所属議員だ。日本ではまともな歴史教育がな ...

中共と日共

中国共産党と日本共産党はそれぞれ1921年と1922年に創設された“兄弟政党”である。産みの親はコミンテルン(国際共産党)で、ロシア共産党が母胎となった組織だ。そのため両党ともいまだコミンテルン由来の「民主集中制」の党内原則を堅持する点で ...

山口元代表が最後にこだわる仕事

本日付毎日新聞は公明党の山口元代表が石破首相に伝えたアジア版ОSCE創設構想について、首相がこの構想を念頭に置きながらマレーシアとインドネシアの首脳と話し合いをしてきたいと伝えた内容を拾っている(私が見た中では唯一の記事だ)。山口元代表は ...

権力者の二面性

本日付日経に興味深い記事が載っていた。中国の習近平国家主席が次世代の人材育成に関心がなく、後継者育成プログラムがほぼ機能していない現状を指摘し、警鐘を鳴らす論考だ。古来、独裁者なるものは自分の時代のことしか考えず、未来のことを考慮しない。 ...

「大東亜戦争」は侵略正当化の呼称

終戦記念日関連の社説だが、本日付日経社説は社説の堅苦しさとは正反対の活き活きした文章だ。「さきの大戦」が4つの戦争が複合したものであったことを指摘し、具体的に「日中戦争」「日米戦争」「英仏蘭との戦争」「ソ連との戦争」を挙げている。その上で ...

「アジアのリーダー」でなくなった日本の行く先

すでに何度も取り上げているが、日経コラム「大機小機」は必ず目を通す。本日付の同欄では、日本の没落は政治から始まると指摘した過去の識者の発言を引用しつつ、GDPでドイツに抜かれて世界第4位になったとみられる事実などを引き、「もはやアジアの中 ...