2023年10月の月別アーカイブ
徒然なるままに

「見せかけの政治」に浮かれた安倍時代

すべての組織や物事に共通する普遍的な方程式と思われるが、「改革者」の行動による成果が表れるのは、「次の時代」以降のことだろう。即効性のある改革というものは少なく、改革の土壌をつくった指導者の次の世代によってようやく目に見える形で結果が表れ ...

組織のメンツを守りたい人びと

袴田巌再審公判がスタートした。その関連で学習会が開かれたので参加して一番驚いたことは、この一連の裁判で行われてきた警察・検察の証拠の「ねつ造」と見られる行動の具体的な実態だった。袴田事件は袴田巖氏が勤務していた味噌製造会社で社長ら一家4人 ...

本当の「日本のガン」は何か

公明党は日本のガンとのたまって政治記事になった自民党幹部がいた。その発言を使って月刊誌で論じている人間もいる。だがこの国の本当のガンといえる存在は何なのか。もちろん公明党ではない。本日付東京新聞で自民党の野田聖子議員がインタビューされた中 ...

中国にみる共産主義というもの

中国のかつてのナンバー2が突然死去したことに伴い、社会主義・共産主義のありようがいやましてひしひしと感じられる昨今だ。中国共産党の結党は1921年7月。日本共産党の結党は1922年7月。いずれもコミンテルン中国支部・日本支部として結成され ...

「増税メガネ」の中傷に耐えられない宰相

増収分を還元すると謳う岸田減税が迷走中だ。本日付日経コラムは「ダッチロールの岸田減税」と銘打ち、実際は増収分のうち「国民に還元する税収増は存在しない」と具体的な内訳を明示し、「方向感覚を失った選挙目当ての愚策」と断じた。岸田首相をよく思わ ...

5人目の死刑囚「再審」、あす開始

あす静岡地裁で袴田巌事件の再審初公判が行われる。確定死刑囚の再審が開始されるのは1975年に最高裁が再審についての方針変更を行った「白鳥決定」から数えて5例目だ。過去の4例はいずれも再審無罪が言い渡され、死刑台から生還している。もっとも袴 ...