カテゴリー ‘日本共産党’ のアーカイブ
徒然なるままに

組織原理を同じくする2つの共産党

「民主集中制」はコミンテルン(国際共産党)が世界制覇をめざした際、各国に結成された共産党に求めた組織原則として知られる。いまもこの原則を党の中核に据えている共産党に、日本共産党と中国共産党がある。この2つの政党は日本が1922年、中国が1 ...

自ら墓穴を掘り続ける志位執行部

日本で101年も続いている老舗政党の、建て前と本音の使い分けの乖離度がマックスに達している感がある。一つは昨年2月から3月にかけて行われた党員2人の除名問題だ。党の発展がこのままでは難しいと考えた党員が「党首公選制」などを訴えた書籍だった ...

コミンテルン政党の後始末

独裁主義が強まれば組織・団体は衰退に向かう。古今東西の普遍的原理の一つだ。その最たる例は現在の中華人民共和国だろう。経済通の首相を権力基盤から追い出し、独裁制を強めたはいいものの、経済オンチの最高幹部のもとで外国資本が次々と逃げ出し、鄧小 ...

『実録・白鳥事件』について

本書で扱うのは1952年日本がGHQから独立する年に起きた札幌市における警部射殺事件ですが、1冊にまとめた「意味」があったと思います。結論的にいえば、日本共産党の組織的犯行であり、「革命政党」であるがゆえに犯した過ちでしたが、問題は同党が ...

自衛隊と共産党

この2つは犬猿の間柄と見られるが、よく似た共通点がある。かつて日本社会において「日陰者」扱いされてきたという一点だ。その結果、必然的に社会から信頼を得ようと懸命に努力してきた点も共通する。日本共産党は1951年から52年にかけてソ連・中国 ...

共産党の戦前女性活動家の「美化」

2024年1月日本共産党は23年ぶりに党委員長が交代し、初の女性委員長を誕生させた。だがその女性党首の就任前の党大会における発言で一人の代議員を公衆の面前で徹底的に吊るし上げたことで、広くパワハラ政党のイメージが浸透する結果につながった。 ...