懸案だった日本共産党の批判本の著者のもう一人、鈴木元氏が昨日付で除名処分となった。2月に除名となった松竹伸幸氏につづき2人目である。除名の理由は「党を攻撃した」「分派活動の一端を担った」という点にあるようだが、論理的には2人は同時に処分さ ...
一つの団体や組織がどの程度発展していく土壌をもっているかどうかは、建設的批判意見がどの程度受け入れられるかにかかっているように感じる。金太郎飴のようにどこを切っても同じ意見しか出ない組織は劣化し、必ず沈滞する。一方で建設的意見をどんどん取 ...
日本共産党と公明党の支持母体である創価学会は歴史的にしばしば比較の対象となってきた。同じ庶民層に足場をもち、同じ時代に切磋琢磨あるいは勢力拡大を争ってきたからだ。だがその思想性は明らかに真逆といえる。共産主義政党が社会変革によって世の中を ...
日本共産党の志位委員長の在籍期間が22年を超えていることをもって「長すぎる」という論評を見ることがあるが、それは同党の歴史から見ると、正しい評価ではない。確かに「委員長」という役職に限れば、初代の宮本顕治氏12年、2代目の不破哲三氏17年 ...
日本共産党の元職員が「党首公選論」を主張する書籍を大手出版社から出して記者会見したことで波紋が広がっている。日本共産党はすぐに反論の文章を「しんぶん赤旗」に掲載したが、提案の書である『シン・日本共産党宣言』の表紙をめくると、最初に「日本の ...
本日付の読売新聞が政治面で日本共産党に関連する珍しい動きを報じている。同党の党首を選ぶ公選制を主張する本が複数相次いで別々の出版社から発刊されるという情報が紹介されている。一人の著者は同党の政策委員会で安保外交部長を務めた人物とい ...