1952(昭和27)年は今から振り返っても特殊な年だ。国家神道に頼った「昭和の戦争」で神風など一切吹かずに壊滅状態となったニッポンは、占領軍の統治下となり、みじめな時代を送った。だがこの年、日本はようやく独立を回復する。このころ、今も存在 ...
第二次安倍政権ができる前だったと記憶しているが、ある雑誌の取材で南京大虐殺に関する右派系の集会を訪れた。南京虐殺については、歴史学会では存在したことはすでに確定しており、識者によって犠牲者数に幅があるという状況だったが、この集会はいわゆる ...
創価学会(正確には前身組織の創価教育学会)の初代会長が戦中、国家神道を支柱とする軍部政権によって治安維持法違反・不敬罪で逮捕起訴され、獄中で死去したことは比較的知られている。1944年11月、享年73。1871年6月6日生まれになっている ...
「週刊新潮」といえばひと昔前は人権侵害報道で名を知られていた。特に門田隆将こと門脇護が同誌編集部に在籍した時代はことさら酷かった。ありもしないレイプ事件を作出し、大々的にキャンペーン報道を行うなど朝飯前だったからだ。それでいて同人はデマ報 ...
左から右まで、安倍晋三元首相に対する根強い忌避感がある最大理由の一つは、その政治姿勢に明らかに公正さを欠いていたことによる。伊藤詩織事件はその一つの象徴であり、そうした事例はほかにも複数あげられる。日本会議という似たような極右思想の仲間を ...
昨日東京高裁で泥酔状態にもかかわらずホテルに連れていかれて同意なく性行為をされたと訴えていた女性の起こしていた民事訴訟の2審判決が出て、本日付朝刊で報道されている。1審では女性側が完全勝訴し、330万円の賠償金を勝ち取っていたが、2審の判 ...