2023年9月の月別アーカイブ
徒然なるままに

北と南

近年の仕事でいえば、空手を通して沖縄での取材が増え、沖縄空手に関する単行本を2冊上梓することにつながった。その間、東京―沖縄を20回ほど往復した。 沖縄に出張するというと聞こえはよいが、一度も観光らしいことをした記憶がない。当然ながら海で ...

2年3カ月前に出した「100年本」

私の日本共産党との関わりは1997年にフリーランスになって以降のことだ。その前の3年間、社会新報という媒体で政党機関紙の記者をしていたが、革新系団体などの取材に行った際、日共系か社会党系かという微妙な温度の違いをよく認識しないまま取材して ...

先見性のない日本の政治

日本産業の衰退ぶりが目立つ記事が多い。本日付では「NECや日立製作所などの日本企業は1980年代は半導体業界を席巻した。オムディアによると最盛期の88年は50%のシェアがあったが、韓国などに追い越され、22年のシェアは9%に落ち込んだ」( ...

日本政治の命運を握る志位和夫

権力は腐敗する。これは古今東西変わらない永遠不変の法則であり、人間の内面に原因がある。そうした考えから主要先進国では政権交代できる仕組みを確立し、腐敗を永続化させない知恵を発揮してきた。日本でも自民党政権が38年もつづいた末、8党連立政権 ...

抑止力信仰にからめとられる公明党

自民党と公明党が殺傷兵器を輸出できるように協議しているという問題で、新聞報道などではすでに年内中に共同開発する次期戦闘機について海外輸出の道を開くことが規定事実になっているかのように伝えられる。なぜすぐに決めないかといえば、公明党が総選挙 ...

日本の裏トランプ現象

アメリカの政治の2分化現象は日本でもしばしば報道される。共和党支持者にはトランプが主張した「選挙不正」デマをいまも真実と信じている人が多いといった内容だが、同じ現象は形を変えて実は日本でも起きていることはあまり語られることがない。3年前の ...