公明党の山口代表が代表退任を公式に発表した。代表としての15年間の歩みは民主党政権、安倍第2次政権、菅、岸田内閣までの期間だった。特に政治路線の異なる安倍政権のもとで、妥協と着地点を探す困難な政治運営を余儀なくされたと推察する。支持者の多 ...
昨日の高市早苗氏の出馬会見の一部をオンラインで聞いたが、首相になっても靖國参拝を続けたい意向を語ったことは想定どおりだ。そもそも靖國神社に祭られている英霊なるものが、戦争で亡くなった「すべての人たち」が対象ではなく、徴兵されて戦地で戦 ...
1991年末のソ連崩壊は日本共産党に大きな衝撃をもたらした。だがそのころの同党には網走刑務所で臭い飯を食った革命家・宮本顕治が同党の最高権力を握っていて、「諸手をあげて歓迎する」旨を主張し、後から振り返ると最小限のダメージで切り抜けている ...
昨日のTBS報道特集で選択的夫婦別姓の特集がなされていた。キャスターが明治より以前は日本人は名字をもたない人も多かったと述べた言葉に、はて?と考えてしまった。個人的な話になるが、柳原家の戸籍をたどれるところまでたどったことがある。私の祖父 ...
私は2020年に『ガラパゴス政党』という本を上梓しているが、その政党のことではない。ここで取り上げるのはいわゆる「靖国勢力」のことだ。小泉進次郎総裁候補が1年以内に選択的夫婦別姓の法制化を言明したことで、靖國至上主義の右派勢力が蜂の巣を突 ...
同じジャーナリストや作家の肩書でも、「歴史」を意識して仕事をしている者とそうでない人間は明確に分かれる。例えばどんな意図的な嘘でも一定の年月をへればほとんどは暴かれる。白鳥事件もその一例だ。「歴史法廷」の前には無意味ということだ。そのため ...