カテゴリー ‘極右’ のアーカイブ
徒然なるままに

穏健保守が語る「保守」

自民党総裁選で決選投票に残ることが有力視されている石破茂元幹事長の近著『保守政治家』に目を通した。印象に残ったのは次の部分である。 「保守というのはイデオロギーではなく、一種の感覚であり、たたずまいであり、雰囲気のようなものだ、とい ...

「差別」としての靖國

昨日の高市早苗氏の出馬会見の一部をオンラインで聞いたが、首相になっても靖國参拝を続けたい意向を語ったことは想定どおりだ。そもそも靖國神社に祭られている英霊なるものが、戦争で亡くなった「すべての人たち」が対象ではなく、徴兵されて戦地で戦 ...

夫婦別姓で「先祖代々の墓が消える」のデマ

昨日のTBS報道特集で選択的夫婦別姓の特集がなされていた。キャスターが明治より以前は日本人は名字をもたない人も多かったと述べた言葉に、はて?と考えてしまった。個人的な話になるが、柳原家の戸籍をたどれるところまでたどったことがある。私の祖父 ...

日本のガラパゴス勢力

私は2020年に『ガラパゴス政党』という本を上梓しているが、その政党のことではない。ここで取り上げるのはいわゆる「靖国勢力」のことだ。小泉進次郎総裁候補が1年以内に選択的夫婦別姓の法制化を言明したことで、靖國至上主義の右派勢力が蜂の巣を突 ...

安倍政治にわいたボウフラ

昭和の大戦において軍の意向に従って作家をはじめとする多くの文化人が戦争協力した負の歴史はよく知られる。国民が一つの方向に熱狂した大失敗をへて、昭和史研究の歴史家は「この国に熱狂をつくってはならない」との遺言を残した。日本人は個々が確立され ...

正確な歴史認識は人道の基礎

歴史修正主義者の典型であった安倍晋三氏を長年首相に抱えたことで、この国では「歴史の改竄」が大胆に進行した。平たくいえば、旧日本軍の加害行為を否定し、弱める方向でその動きは集約される。旧日本軍が日中戦争開戦の年末に行った南京大虐殺、日中戦争 ...