カテゴリー ‘文学’ のアーカイブ
徒然なるままに

同時代の名声と没後の評価

同じジャーナリストや作家の肩書でも、「歴史」を意識して仕事をしている者とそうでない人間は明確に分かれる。例えばどんな意図的な嘘でも一定の年月をへればほとんどは暴かれる。白鳥事件もその一例だ。「歴史法廷」の前には無意味ということだ。そのため ...

同時代と後世の評価基準の違い

昨日はルソーの輪読会。18世紀に生きたこの人物が書いた自叙伝の感想を語り合った。「社会契約論」や「エミール」など現代に残る有名な著作を書いたほか、他にも多くの執筆作品以外にも音楽に造詣があり、植物採集も行ったなど多彩な才能をもつ人物ながら ...