カテゴリー ‘歴史認識’ のアーカイブ
徒然なるままに

戦前の仕組みに戻せと主張する自衛隊幹部

本日付毎日コラムで伊藤智永記者が火箱芳文元陸幕長が「靖國神社を国家の慰霊顕彰施設に復活し、一命を捧げた自衛官をまつるようにすべきだ」と主張している事実を紹介し、「考えとして間違っている」と一刀両断している。陸幕長経験者の中にも火箱氏の主張 ...

事実を見たくないか弱い精神性

1945年の沖縄戦をどのように見るかは、やはり先の戦争をどのように捉えるかという問題と直結する。簡潔に事実関係を述べれば、日本は1941年に米国に奇襲攻撃をしかけて開戦し、1945年に2つの原爆を落とされ、敗戦を受諾した。その前には193 ...

歴史に目をつぶる人びと

「証言や研究に基づく史実を都合良く書き換える行為がまかり通れば、過去から教訓を学び、将来に生かすことができなくなる」。本日付毎日新聞の社説のフレーズだ。歴史とは事実(ファクト)の集積であり、個人的感情や作為は極力排除されなければならない。 ...

談話は出さずとも

本日付東京新聞社説で「戦後80年談話は意義がある」を読んで、いまいちど戦後50年の村山談話を読み直した。保守派から蛇蝎の如く嫌われ、腐され続けるこの談話には先の大戦によって「アジア諸国の人々に対して多大な損害と苦痛を与えました」との客観的 ...

沖縄戦を捻じ曲げた統一教会

沖縄戦から80年。沖縄本島への攻撃は4月1日に始まったとされる。私は沖縄空手家の評伝を書くために20世紀沖縄の歴史を調べる必要があったので、そのときさまざまなことを学んだ。近年論争になったのは当時の沖縄県民の集団自決において軍の命令があっ ...

歴史問題が終わらない真の理由

戦後80年首相談話を出すか出さないか。その種の記事を各紙で見るようになった。主には保守派からの70年安倍談話で十分という主張が多いが、本日付産経サンデー正論の「政府・与党内に慎重論」も同様だ。ただそこで書かれている認識については全く首肯で ...