カテゴリー ‘歴史認識’ のアーカイブ
徒然なるままに

現ロシアと神国日本の相似形

ロシアのウクライナ侵略を当初のころ、かつての旧日本軍の中国侵略と重ねて論評する言説をちらほら見かけたが、その感は一層強くなるばかりだ。昨日付東京新聞夕刊のモスクワ発記事で「ソ連は絶対的正義」「NATОは極悪非道」といったかつてのプロパガン ...

勝ちと負けを経験する意味

人間の人生において勝利の連続などというものはありえない。勝ちと負けの両方を経験することによって、初めて物事の意味を理解し、大きく教訓に変えることができるという例は歴史上多々あった。卑近なところではまずは安倍政権だろう。本人いわく、第2次安 ...

南京大虐殺を認めない日本の一部勢力

12月13日は1937年夏に日本が日中戦争を始めて「南京陥落」させた日であり、今では南京虐殺の記念日となっている。本日付の一部新聞で現地で追悼式典が行われた様子が報じられ、「習近平国家主席は5年連続で出席を見送った」(日経)などの報道が見 ...

羊を駆り立てる者たち

本日付一般紙に昨日、日中正常化50周年記念レセプションが東京都内のホテルで開催され、河野洋平元衆院議長が次のように挨拶したことが報じられている。「いろんなことを言うやつがいるけれども、我々は両国の友好を促進し、日中ともども世界の平和のため ...

時代の潮目

歴史家の保阪正康氏と池上彰氏が編んだ『歴史の予兆を読む』という対談集が先月、朝日新書から発刊された。この本で重要なキーワードとなっているのは、タイトルにある「歴史の予兆」であり、言い換えれば「潮目」のようなものだ。歴史の渦中にあると見えな ...

大日本帝国主義者たちの暗躍

毎月1回おどろおどろしい雑誌広告が新聞に載るようになって20年近くになる。最近は月刊「Hanada」、月刊「WiLL」が競うように広告を出すので相乗効果も生み出しているようだ。表向きは右派論壇誌などと言っているが、実態は靖國プロパガンダを ...