カテゴリー ‘歴史認識’ のアーカイブ
徒然なるままに

歴史観は国家の基盤

石破首相がいつ「戦後80年見解」を出すかということが新聞紙上でかまびすしい。いずれにせよ閣議決定された正式の「首相談話」は出ないと決まっているようなので、あとはいつ首相の個人的な見解が発出されるかということだろう。ただし状況としては、戦後 ...

妄想に生きる時代

戦後80年の8月、敗戦時を知る人はすでに当時子どもだった人に限られる時代となった。そのため身近な家族関係などの話ができる人にとどまるとの指摘をしたのは本日付毎日新聞に登場した加藤聖文教授(駒沢大学)だ。今回の参院選では南京大虐殺を否定する ...

ジャーナリストの基本動作

ジャーナリストを名乗る者にとって最も大切なことは、事実を正確に伝えることだ。さらに自分の論評を加える場合は、事実と論評の違いをわかるように記述することだ。事実を把握するためには、ジャーナリストにとって不可欠となる基本動作が存在する。まず「 ...

昭和100年の夏

戦後80年目の8月に入る。先月の参院選挙では「核保有が安上がり」と訴えた女性候補者が東京選挙区で上位当選し、南京大虐殺はなかったとの歴史認識をもつ候補者が神奈川選挙区で当選した。いずれも「参政党」の所属議員だ。日本ではまともな歴史教育がな ...

公明党議員は社会への忖度を止めよ

2012年から安倍政治と同じ陣営に属することになった公明党国会議員にとっての顕著な特徴は安倍氏への「忖度」を余儀なくされたことだろう。その影響は安倍政権が終わって5年近くたつ現在も続いている。安倍首相は南京事件を否定し、慰安婦問題を矮小化 ...

日本の本来の敵は「国家主義」

昨日都内で歴史家の保阪正康氏の講演会を初めて聞いて、感銘を受けたことが2つある。1つは参院選の結果だ。選挙の結果、4つの極が浮き彫りになったとして、国家主義、国民政党右派、国民政党左派、リベラルと具体的に述べた。それぞれ参政党、自民党、立 ...