カテゴリー ‘歴史認識’ のアーカイブ
徒然なるままに

ファンタジーの世界に生きる門田隆将と櫻井よしこ

ジャーナリストは取材した事実に立脚して記事を書く。大事なことは真実であるかどうかの識別能力が高いか低いかであって、職業人としての価値はそれ以上でも以下でもない。人間である以上、時間的制約や勘違いなどが原因で、誤報を発信することはありえる。 ...

「汚い首を斬る」発言について

中国の大阪総領事の発言が外交問題に発展した。発端は高市首相の初めての予算委員会審議で飛び出した存立危機事態に関する首相答弁だ。ここで高市氏は台湾海峡で中国が武力行使した場合、存立危機事態に該当する旨表明し、中国政府や関係者の反発を受けたの ...

コインの表と裏

夏の参議院選挙で争点となった外国人問題。ただしこのテーマは選挙用に外国人をスケープゴート化することで優位に立とうとする議員心理を超える動きではなかった。その流れを高市政権はそのまま引き継いでいる。大事なことは「事実」を基にすることであり、 ...

反知性主義者が首相になるとき

安倍元首相は南京事件否定論者だった。さらに自身は首相在任中に、慰安婦問題で日本は悪くなかったという史実改変に躍起となった。かつての旧日本軍は当時の法制上、「天皇の軍隊」であり、日本軍の否定は天皇の否定につながると短絡的に考えていたからだろ ...

村山富市・訃報忘備録

1994年7月20日。時の首相がこれまでの政党の主張をことごとく否定する政策に転じたとき、多くの党員に幻滅が広がった。私の父も全く同様だった。47年ぶりの社会党政権の誕生として首相に担ぎ上げられた村山富市が、安保・自衛隊合憲を国会で発言し ...

石破首相の総理所感を読む

2025年10月10日、公明党の連立離脱にかき消された中に石破首相の所感発出のニュースがあった。少数与党政権のさらに党内基盤の弱い首相が、こだわってきた文書である。そうした政治背景を理解しないで、なぜ8月15日に出さなかったなどと批判する ...