2024年8月の月別アーカイブ
徒然なるままに

安倍政治にわいたボウフラ

昭和の大戦において軍の意向に従って作家をはじめとする多くの文化人が戦争協力した負の歴史はよく知られる。国民が一つの方向に熱狂した大失敗をへて、昭和史研究の歴史家は「この国に熱狂をつくってはならない」との遺言を残した。日本人は個々が確立され ...

事実の上に党派を置かず

このテーマはいまの日本を席巻している切実な問題と感じる。すべての物事は「事実」の上に立脚すべきことは明らかだが、仮に自分個人のこうあってほしいという「願望」を「事実」の上に置くとなればすべては狂ってしまうことになる。たとえば旧日本軍の非道 ...

正確な歴史認識は人道の基礎

歴史修正主義者の典型であった安倍晋三氏を長年首相に抱えたことで、この国では「歴史の改竄」が大胆に進行した。平たくいえば、旧日本軍の加害行為を否定し、弱める方向でその動きは集約される。旧日本軍が日中戦争開戦の年末に行った南京大虐殺、日中戦争 ...

80年前の学童疎開船沈没事件

戦時下の沖縄在住の学童が集団疎開するために九州に向かった「対馬丸」が撃沈されて80年(1944年8月22日)。本日付毎日、日経、赤旗に関連記事がある。私も20世紀の沖縄を生きた一人の著名な空手家の評伝を書くに当たり、その有力な弟子の一人に ...

高市早苗陣営が犯した大間違い

全国で大規模講演会を開催してきた高市早苗氏がいまだ国会議員の推薦人20人の確保に至っていない。講演会は右派組織・日本会議の肝煎りで行ってきたものだが、ここに来て高市氏の「人を見る目のなさ」が浮き彫りになっている。なぜなら彼女に伴走者として ...

「裸の王様」が壊す老舗政党

昨年2月の元党職員・松竹幸伸氏らの除名問題(いわゆる松竹問題)の本質が日本共産党のトップリーダーの私的感情(嫉妬)にあったことが指摘されている。本来、冷徹なまでの大局観と客観主義の上に立って党の「全体益」のために行動すべきトップリーダーが ...