2024年3月の月別アーカイブ
徒然なるままに

憎悪の克服がすべての本質

昨日、国立競技場で若者を主体とする大規模集会が開催された。核兵器廃絶と気候変動問題を主たるテーマに、多くの芸能人などがゲスト参加し、固いテーマに華やかさと音楽が融合していた。ゲストの一人、国連広報センターの根本かおる所長のなにげない言葉が ...

「デマ屋」として歴史に刻印される者

自分の職業人生が歴史にどう刻印されるか。そのように意識しながら仕事をしている人はむしろ少数かもしれない。後世の歴史に相手にされない、同時代にはもてはやされても歴史には残らない。その重要な基準は「真実」である。その逆は「ごまかし」であったり ...

共産党の終わりの始まり

私が日本共産党の取材を始めたのは政党機関紙記者から独立した97年以降のことだった。「別冊宝島」という媒体の特集がきっかけで、その後も断続的に取材を続けた経緯がある。20年ほど前の時代であり、同党が2度目の躍進期(97~2000年ごろ)を迎 ...

ひとに優しくない政治

30年前の6月、首相に就任した村山富市は「ひとに優しい政治」を打ち出した。政治の根幹ともいえるこの言葉は、当時はかなり抽象的なものとして受け取られた記憶がある。政治が国民や市民(外国籍住民を含む)の利益を第1にすることはいうまでもなく、政 ...

メッキが剥がれ続ける門田隆将

「週刊新潮出身のデマ製造機」の異名を取る門脇護が、門田隆将というペンネーム(通名)を使って週刊新潮編集部から独立を果たした経緯はいまでは比較的知られているようだ。独立後、最初のころはまじめにノンフィクションの取材を行っていたようだが、月刊 ...

内政の最大課題

本日付日経「大機小機」は「誤った人口減少対策の手順」と題して、岸田政権における異次元の少子化対策の手順を論じた。すでに日本の年間出生数は過去最低の75万人に落ち込んでいるが、10年後には50万人を割り込む可能性すら指摘されているらしい。よ ...