メッキが剥がれ続ける門田隆将

「週刊新潮出身のデマ製造機」の異名を取る門脇護が、門田隆将というペンネーム(通名)を使って週刊新潮編集部から独立を果たした経緯はいまでは比較的知られているようだ。独立後、最初のころはまじめにノンフィクションの取材を行っていたようだが、月刊『Hanada』の前身である月刊『WiLL』に連載を始めたころから、ネトウヨ(ネット右翼)化が顕著となり、現在にいたる。Xのフォロワー数は多いものの、多くはメディアリテラシーの低い情報弱者で、そうした情弱層を対象に“最後の商売”を行っている段階に見える。4年前にはアメリカ大統領選でトランプ陣営が発した「選挙は盗まれた」のデマに乗り、日本国内でデマ情報を大量拡散。先日も産経新聞に執筆したコラムの書き方があまりにもいい加減で、事実を歪曲した内容が最高裁で断罪された。最近は川口市のクルド人をめぐる騒動に、自ら現地取材したわけでもないのに、外国人を一方的に悪者扱いする主張を発信。最近ではこの人物に関する本質が比較的広く知られてきたようで、『疑惑の作家』の著者としては有り難い限りである。

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