独裁主義が強まれば組織・団体は衰退に向かう。古今東西の普遍的原理の一つだ。その最たる例は現在の中華人民共和国だろう。経済通の首相を権力基盤から追い出し、独裁制を強めたはいいものの、経済オンチの最高幹部のもとで外国資本が次々と逃げ出し、鄧小 ...
昨日付の記者会見で日本保守党が東京15区の候補者を発表した。それによると、候補者は百田尚樹代表や有本香事務総長の完全な「身内」ともいえる飯山陽氏。上記2人を兄、姉と慕う同族意識の強い女性で、まるで“狂犬”のように意に沿わない主張に咬みつく ...
20年以上前、私が記者団体の事務局をしていたころ、あるノンフィクション作家が次のように語っていたのを覚えている。「ノンフィクションなどを書いて仕事として成立させていくには専門のテーマが3つは必要になる」。職業として生活を成り立たせるには最 ...
本書で扱うのは1952年日本がGHQから独立する年に起きた札幌市における警部射殺事件ですが、1冊にまとめた「意味」があったと思います。結論的にいえば、日本共産党の組織的犯行であり、「革命政党」であるがゆえに犯した過ちでしたが、問題は同党が ...
しばしば「白紙で取材する」などの言葉が聞かれることがある。だが逆に「取材に際して予断を持て」と力説していたのは私が若いころ接触した在りし日の元祖ルポライター竹中労(1928-1991)である。ただしそれは取材によって修正されることが前提と ...
2人に共通するのは複数の陰謀論にそろって踊った過去の事実だろう。端的にいえば東村山女性市議転落死事件(1995年)と信平狂言事件(1996年)である。前者は教団が犯人であるかのような陰謀論が吹聴され、踊った週刊誌は軒並み例外なく敗訴の山を ...