カテゴリー ‘軍事’ のアーカイブ
徒然なるままに

77年たって「戦前」に戻る日本

ことしは戦後77年。明治維新から1945年の敗戦までも77年だったので、ちょうど今年が折り返し点とはよく言われてきた。だがその節目の年に、岸田政権は明確に戦前回帰にカジを切った。一つは防衛予算(戦前の軍事費)の一部に国債を使用するという「 ...

大きな荷物を背負うことになった公明党と支持団体

今後5年間の防衛予算を43兆円とするニュースが突然出てきて多くの有権者はとまどっているに違いない。国民の代表で構成する国会の場で集中審議されたわけでもなく、有権者の目に見える形で出てきてわずか1週間程度にすぎない。民主党政権下で抑制されて ...

空手随想1 空手に先手なしと核先制不使用

近世から近代にかけて沖縄で定着した空手(唐手)は、自分の身を守るための護身術として発達した。それはまさに相手の急所を一撃するための殺人拳でもあった。現在の空手は試合を導入したことにより、必然的にスポーツに転化しているため、元の形をそのまま ...

「戦わずに勝つ」という最善の方法

私が沖縄空手の取材を始めたのはちょうど5年前の秋のことだった。もともと沖縄では琉球舞踊などが独自文化として有名だった半面、空手は当地においてすら独自の文化遺産との認識は近年まで薄かったようだ。その証拠に戦後の書物などを見ても、独自文化の象 ...

防衛費論議にむけて

日本経済新聞に「大機小機」という毎日掲載されるコラムがある。匿名の持ち回りコラムだが、ときどきおやっと思う内容も多い。本日付は「防衛論にまっとうな保守主義を」というもので、防衛費の増加分を国債でまかなうという亡くなった安倍元首相の主張内容 ...

米軍一体化の可否

公明新聞の本日付社説に「PKО法30年」と出ていた。自衛隊を海外に派遣する国際協調の動きに国論が2分された際、公明党などの現実主義の政党が歯止めをかけて参加の道を開いて30年という論調だ。当時、「教え子を戦場に送るな」などと筋違いな主張も ...