カテゴリー ‘空手’ のアーカイブ
徒然なるままに

変化の激しい空手史研究

昨年9月、沖縄空手に関する書物を発刊させていただいた。その時点での真実と思われる内容をもとに記述しているが、最近の空手史研究においては、通説を覆すさまざまな発見が生まれている。その一つが「日本最初の空手流派は剛柔流」という通説だ。確かに今 ...

型の変容過程 沖縄から日本本土へ(下)

日本本土でピンアン型を行う空手流派は多いが、極真空手で行っているピンアンは、船越義珍の流派で一度改変が行われ、もう一度自派で改変しているので複数回の変遷を経ている。その結果、正拳突きが鉄槌に、腕受け(内受け)+前蹴りの動作が裏拳+横蹴りに ...

型の変容過程 沖縄から日本本土へ(上)

20世紀初頭、糸洲安恒は首里手の代表的な型、パッサイ・クーサンクー・チントウの動作の中から目つぶしなどの危険なものを省き、その要所をつなぎあわせてピンアンを創案した。目的は中学生レベルの初歩的な型を必要としたからである。沖縄県の中学生を対 ...

日本文化と中国文化の融合

7月開催の東京オリンピックにおいて初めて正式種目となった空手は、琉球発祥の武術である。ただしもともとの影響は中国と日本からもたらされた。中国・福建省から伝わった武術と、日本の剣術・柔術などの武術が沖縄の地で融合し、独自に土着化したものとい ...

森叩きだけでは前に進まない

森元首相への批判がかまびすしい。「辞めろ」コールも同様だ。私はネット上ではごく少数派に見える東京オリンピック実施派の側だが、仮に元首相を辞めさせたとして、では代わりはいるのかという疑問には「辞めろ」コールは何も答えない。考えてもいない。今 ...

オリンピックのみの最小開催を

このコラムですでに書いているように私が今回の東京五輪の開催にこだわるのは自分が取材してきた空手が初めて正式種目となり、その競技で金メダルを目標に稽古してきた選手たちの姿にまがりなりにも接してきているからだ。真剣勝負の競技は、人びとの心にさ ...