防衛費論議にむけて

日本経済新聞に「大機小機」という毎日掲載されるコラムがある。匿名の持ち回りコラムだが、ときどきおやっと思う内容も多い。本日付は「防衛論にまっとうな保守主義を」というもので、防衛費の増加分を国債でまかなうという亡くなった安倍元首相の主張内容に一番喜ぶのは中国やロシアだと指摘する。なぜなら財政破綻に近い日本など取るに足らないと考えるからだ。さらにGNPの2%という話も、NATO基準だと、「自衛隊の年金や海上保安庁の予算、国連平和維持活動への拠出金も防衛費にカウントする必要がある」と紹介している。その計算では、実際はすでに1・2%になっているという。含蓄に富むコラムだ。

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