カテゴリー ‘戦争・紛争’ のアーカイブ
徒然なるままに

国際法と国際秩序が破壊される世界

本日付日経に掲載されたフィナンシャルタイムズの翻訳記事を読んで驚いた。イスラエルのネタニヤフ首相らに戦争犯罪容疑者として逮捕状を出した国際刑事裁判所(ICC)に激怒しているトランプ次期政権が、同裁判所の検察官や職員に対して制裁を発動するこ ...

獣性化する世界

このコラムでしばしば言及することだが、人間には感謝や思いやりといったプラスの側面を持つと同時に、時に他者を憎悪し毛嫌いしてやまない負の側面を併せ持つ生き物だ。前者を「人間的行動」、後者を「野獣的行動」と定義すれば、現在の世界では後者の側面 ...

逮捕を免れたい政治指導者の国際犯罪

本日付公明新聞は「土曜特集」でハマスとイスラエルの戦争について識者インタビューを掲載した。イスラエルのネタニヤフ首相が収賄、詐欺、背任の多種類の犯罪行為で起訴されており、いずれ逮捕される見込みであるところ、その事態を避けるために「戦争を長 ...

80年前の学童疎開船沈没事件

戦時下の沖縄在住の学童が集団疎開するために九州に向かった「対馬丸」が撃沈されて80年(1944年8月22日)。本日付毎日、日経、赤旗に関連記事がある。私も20世紀の沖縄を生きた一人の著名な空手家の評伝を書くに当たり、その有力な弟子の一人に ...

「大東亜戦争」は侵略正当化の呼称

終戦記念日関連の社説だが、本日付日経社説は社説の堅苦しさとは正反対の活き活きした文章だ。「さきの大戦」が4つの戦争が複合したものであったことを指摘し、具体的に「日中戦争」「日米戦争」「英仏蘭との戦争」「ソ連との戦争」を挙げている。その上で ...

靖國という名の差別神社

安倍晋三元首相が任期中に最も力を注いだ歴史修正(改竄)の対象は旧日本軍慰安婦の問題だった。かつての日本軍は南京大虐殺や731部隊による人体実験など後世において批難されるべき多くの非道な行為を行ったが、慰安婦問題においても戦争継続のために万 ...