カテゴリー ‘戦争・紛争’ のアーカイブ
徒然なるままに

国際刑事裁判所に大統領令で制裁発動

米国下院で制裁法案が可決され、上院では議決に必要な規定数に満たずに成立しなかったため、国際刑事裁判所(ICC)の取り潰しは回避されたものと思っていたが、あの大統領なら何をやりかねないか予測すべきだった。トランプ大統領はイスラエルのネタニヤ ...

保身のため多くの人を犠牲にした人間の宿業

6週間のガザ停戦に入った中東で和平の見通しが立たない。120の国会で68議席を占めるイスラエル連立政権で停戦に反対する極右政党「ユダヤの力」(6議席)が連立離脱し、党首の国家安全保障相が辞任したことで政権運営に暗雲がともっているからだ。別 ...

南京事件がいまも問題になる理由

戦後80年となる年となったが、80年たっても南京大虐殺という戦争の一地点をめぐる歴史論争は終わらない。加害側である日本側に「日本人は悪くなかった」との心情に引きずられて事実探究の態度を捨て去った売らんかなの雑誌などがはびこっているからだ。 ...

国際法と国際秩序が破壊される世界

本日付日経に掲載されたフィナンシャルタイムズの翻訳記事を読んで驚いた。イスラエルのネタニヤフ首相らに戦争犯罪容疑者として逮捕状を出した国際刑事裁判所(ICC)に激怒しているトランプ次期政権が、同裁判所の検察官や職員に対して制裁を発動するこ ...

獣性化する世界

このコラムでしばしば言及することだが、人間には感謝や思いやりといったプラスの側面を持つと同時に、時に他者を憎悪し毛嫌いしてやまない負の側面を併せ持つ生き物だ。前者を「人間的行動」、後者を「野獣的行動」と定義すれば、現在の世界では後者の側面 ...

逮捕を免れたい政治指導者の国際犯罪

本日付公明新聞は「土曜特集」でハマスとイスラエルの戦争について識者インタビューを掲載した。イスラエルのネタニヤフ首相が収賄、詐欺、背任の多種類の犯罪行為で起訴されており、いずれ逮捕される見込みであるところ、その事態を避けるために「戦争を長 ...