自公政治終焉の時代

本日付読売で中央大学の中北浩爾教授が石破首相は「即刻、退陣すべきだ」と訴えている。その理由は「居座ればその政治不信はどんどん増す」からだ。石破首相が居座れば居座るほど、政治不信が高まり、参政党のような政権に不満をもつ勢力が今後も拡大するこ ...

世論戦で後手に回った公明党

今回の参院選の大きな特徴は排外主義の風潮が顕著だったことだ。社会の不満を吸収する形で外国人排斥を訴えた政党が都議選で躍進したことをきっかけに、おれもおれもと立憲・共産等以外の多くの政党が“追随”した。マスコミからあまり指摘されないことで命 ...

首相になるための予行演習

日本国首相は激務だ。さらに多くの物事に目配りできる「経験」を要する。それがなければ物事の大半を丸投げすることにつながるからだ。一般には幾つか大臣を経験し、自民党の3役クラスを経験したらなれるものと思っている人が多い。だが石破首相の例をみて ...

政治家に求められるのは物分かりのよさでなく信念

7月20日夜から“大きな政局”が始まると身構えている評論家やジャーナリストたちにとっては、1993年以来の何が起きるかわからないワクワク感かもしれない。だが当時の日本とは経済状況や財政状況がまるで異なり、日本は「終活」をどううまく設計する ...

審判問われる“決められない政治”

石破内閣の9カ月を振り返って、最初の数カ月は野党とのさまざまな交渉を通じて困難な少数与党としての予算編成を成立させたことは一定評価されている。一方でその後に“決められない政治”に陥ったことが参院選の与党苦境の要因となっている。一つは政治と ...

安倍政治の“反動”に苦しむ日本政治

合計9年におよぶ安倍政治は日本社会に多くの影響を与えた。その最大のものは同政権が歴史修正主義というレベルを超えて、歴史否定を公然化する政権であったがために、この政権のもとでは何をやっても許されるとの心情から日本中にレイシストが出現し、拡大 ...