11月15日は自民党結党記念日ということで70周年の記事が各紙で散見される。さらにこの日は私どもと同学年である拉致被害者の横田めぐみさんが忽然と姿を消した日でもある。本日は創価学会の池田名誉会長が死去して2年。世間的には3回忌ということになるが、創価学会の活動はいまだコロナ前のレベルには戻っていない。選挙で3連敗したことで、世間では高齢化を原因とする説が根強いが、それに加え、組織の衰退も大きな要因だ。教団の中心軸が変わらない限り、この状況は変化しないと思われる。近年の同教団は、池田名誉会長時代に蓄えた「遺産」を徐々に食いつぶしてきたようなもので、その余力も限界に近くなりつつある。組織において“新しい創造”がなされていないという意味だ。多くの組織団体と同じく、刷新的な改革と綱紀粛正が求められている状況に映るが、現状はその方向には進んでいないと感じている。
