本日付日経コラム「大機小機」は示唆に富んでいて興味深い。現在のコメ騒動について、現場感覚として状況を把握していればこうなることは前々から見えていたという指摘だ。具体的には次のように書く。「農業世帯の急速な高齢化や主要農産地の深刻な人口減少 ...
アメリカ政治で重要な節目とされる「最初の100日」を区切りに本日付日経がオピニオン面コラムで“第2次トランプ政権の100日”を検証した。それによると、「スタートダッシュは8年前の第1期をはるかに超越した」。要するに準備万端でスタートしたと ...
本日付日経は社説で「エネルギー補助を選挙目当てに使うな」を掲載した。すでにこの種の主張は珍しいものではない。もともとウクライナ戦争開始とともに燃料費高騰への対策として始まった臨時措置が、国政選挙のたびに与党の「選挙対策費」として機能してい ...
2024年大晦日の朝日新聞は1面トップでこの国の財政悪化の現状を戦前と比較して論じている。「戦前も大蔵省の権威が地に落ちていたのは同じだ」と奇妙な一致点があることを指摘する。目を引くのは1面に掲げられた「政府債務残高対GDP比」のグラフだ ...
30年以上前、世の中がバブル経済に浮かれていた頃は堅実的な生き方は少数の若者にしか好まれず、私も役所や大企業に就職するという考えをほとんど持たない口だった。バブルがはじけて以降の日本社会は閉塞状態が続き、安定よりも自由を選択した生き方には ...
増収分を還元すると謳う岸田減税が迷走中だ。本日付日経コラムは「ダッチロールの岸田減税」と銘打ち、実際は増収分のうち「国民に還元する税収増は存在しない」と具体的な内訳を明示し、「方向感覚を失った選挙目当ての愚策」と断じた。岸田首相をよく思わ ...