5人目の死刑囚「再審」、あす開始

あす静岡地裁で袴田巌事件の再審初公判が行われる。確定死刑囚の再審が開始されるのは1975年に最高裁が再審についての方針変更を行った「白鳥決定」から数えて5例目だ。過去の4例はいずれも再審無罪が言い渡され、死刑台から生還している。もっとも袴田巌死刑囚の場合は本人の健康状態もあり、再審無罪を見ない再審決定の段階で仮釈放されて、お姉さんと一緒に生活する身だ。私もこの間、袴田死刑囚に関するドキュメンタリー映画を複数本観ているが、誤審が招いた本人の時間は取り戻すことはできない。さらに再審には理不尽なほどの無駄な時間を要する仕組みとなっており、法的な改正が望まれている。袴田死刑囚の再審(1審)は来年3月下旬に結審する見込みで、同年夏前後には判決が出ると予測されている。

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