裏金(不記載)問題の関係で自民党の公認を得られなかった東京の萩生田光一候補のところに櫻井よしこら、極右人脈が連日応援に入っているようだ。もはや安倍政治を象徴する最後の一人と目されているようで、統一教会人脈の櫻井よしこの日参もその延長上にある。中には産経新聞政治部長を務めたジャーナリストも応援にかけつけ、シュプレヒコールばりにげん骨を突き上げている写真がSNS上で出回っていた。安倍政治において枢要な地位にあった政治家は、いまや見る影もない。裏金問題の主たる責任により派閥そのものが解消され、同派幹部も威光を失った状態だ。昨日回ってきた未確認情報だが、同陣営が創価学会の担当者に間接的に支援要請したという話がある。ある種客観的な立場からすると、萩生田氏の政治スタンスは、公明党が選挙公約に掲げている選択的夫婦別姓の導入にも反対するだろうし、政策的には真逆の立場だ。まして裏金問題だけでなく、統一教会問題を何ら払拭できていない「二重の罪責」をもつ同議員を、純粋でまじめなタイプが多い学会員が心から応援しようという気持ちになるとも思えない。“安倍派の重鎮”が今後どのような末路をたどるか、注視する。