投稿者 ‘orner’ のアーカイブ
徒然なるままに

同時代と後世の評価基準の違い

昨日はルソーの輪読会。18世紀に生きたこの人物が書いた自叙伝の感想を語り合った。「社会契約論」や「エミール」など現代に残る有名な著作を書いたほか、他にも多くの執筆作品以外にも音楽に造詣があり、植物採集も行ったなど多彩な才能をもつ人物ながら ...

左派の新雑誌

6月5日に新しい月刊誌『地平』が発刊された。岩波書店発行『世界』の編集長を務めた人物が立ち上げた新会社の新雑誌ということで私も数日後に手にする機会があった。これまで右派論壇誌が活発で、しかも『WiLL』が分裂して類似雑誌が2冊になったこと ...

「身内の恥」意識

人間は自分に近しい関係者の不祥事を広められることを好まない傾向がある。「身内の恥をこんなところで話すな」といった言葉はその象徴だ。この場合の身内は家族関係を意味するが、それが自分の所属する組織や団体でも適用されがちだ。それでもそれが社会性 ...

少子化対策の“本丸”

本日付各紙は日本の出生率が1・26から1・20に下がったことを大きく報じている。特に東京では初めて1を割り込み、0・99に落ち込んだ。岸田政権は“異次元の少子化対策”と銘打ってすでに1年半となるが、確たる成果は見えてこない。結論するに、本 ...

総選挙のタイミング

昨日付朝日が今国会の解散なしを1面トップで報じ、本日付読売が解散は総裁選以降と1面トップで報じた。仮に岸田首相が任期中に辞任して自民党総裁選が前倒しにならない限り、総裁選は9月中下旬に行われ、それ以降の解散総選挙となれば、総選挙の最短時期 ...

保守現実派の女神

ジャーナリストを称する櫻井よしこが内々では“保守現実派の女神”などと形容されているらしい。櫻井といえば、改憲派の象徴ともされる人物で、大日本帝国への郷愁をもち、旧日本軍の蛮行についてはことごとく否定する人物として知られる。過去の旧日本軍の ...