投稿者 ‘orner’ のアーカイブ
徒然なるままに

本当の安全保障は食糧とエネルギー

実際に戦争に巻き込まれなくても、世界情勢の激変によりさまざまなものを輸入できなくなる事態は想定される。そのとき国家に問われるのは日頃の備えだ。食料とエネルギーはその2大要素といえるが、日本国内の状況はお寒いものがある。食料自給率は先進国の ...

『人生地理学』発刊から120年

地理学者であった牧口常三郎が大著となる『人生地理学』を1903年10月15日に発刊して120年の日となる。牧口氏はこのとき32歳。北海道時代の20代に書きためた多くの草稿をもとに完成させ、推敲を重ねた。「(大きな)仕事は20代、30代でや ...

人権の党

かつて公明党は「平和の党」とともに「人権の党」を標ぼうした時代がある。私の記憶では参議院議員と自治体議員の政党であった「公明」のわずかな時代で、代表を浜四津敏子参議院議員が務めていた。彼女は「ヒューマニズムの政治」という一般にはピンと来な ...

米国と同じ過ちを繰り返すイスラエル

本日付日経に掲載されたフィナンシャルタイムズの記事で、「イスラエル、米の道歩むか」が目にとまった。執筆者によると、イスラエルは「ハマスの指導者らを殺害する以上の見通しを持ち合わせているわけではない」と述べ、米国の2001年9月11日への反 ...

歴史修正主義は左右共通の現象

関東大震災から100年をすぎて当時の日本人による在日朝鮮・中国人虐殺の史料が政府内にないと発言した官房長官の発言は記憶に新しい。これらは南京虐殺はなかった、従軍慰安婦は売春婦にすぎなかったと主張する靖国派、近年の象徴は安倍晋三元首相を筆頭 ...

畜生道の地球

地球あるいは世界を一つの器(うつわ)と考えてみる。その中で一部の地域が武力紛争や戦闘を行っている状態を「全体の損失」と見る視点が必要な時代だ。戦闘行動自体が環境危機の重大な要素であり、なにより、人命を無駄に失うことはだれも得をしない。客観 ...