地球あるいは世界を一つの器(うつわ)と考えてみる。その中で一部の地域が武力紛争や戦闘を行っている状態を「全体の損失」と見る視点が必要な時代だ。戦闘行動自体が環境危機の重大な要素であり、なにより、人命を無駄に失うことはだれも得をしない。客観的にみれば、それは馬鹿げたことだ。だからこそ、紛争を煽ったり、こんどは東アジアの番だ眠れる日本人は心せよ、などと煽っているいつもの人間たちを見ると、サルの行動にしか見えない。要するにそこにあるのは自己保身の動物的特性だけなのだ。ホモサピエンスがそれらのサルレベルとは異なることを証明するには、より賢くならなければならない。武器はもっていれば使いたくなるし、憎悪を納得させるための手段に容易になりうる。世界平和に「忍耐」は不可欠だ。武器に対し、武器で闘うというスタイルは、永遠にこのジレンマから逃れられないことを示唆する。人間よ、変われ!