2021年5月の月別アーカイブ
徒然なるままに

規律と規範を失った社会

世の中には一定の規律や規範が存在する。それは地域社会における常識のようなものであったり、その国の風習であったりする。規律の維持されている社会では、「ウソ」はいけないものという常識が一般には機能している。だが基盤となる規律や規範が失われると ...

野党共闘をPRする本が発売延期へ

本日付の産経新聞はある出版が延期されたニュースを報じた。本のタイトルは「政権交代で日本をアップデートする」で、立憲民主と日本共産党の国会議員各4人が分野別に対談した内容を一冊にまとめる内容だったという。この本は秋の総選挙を見据えて6月にも ...

五輪開催の可否と政局利用

政治評論家の森田実氏が東京都議選について興味深いレポートを発表した。7月4日の都議会議員選挙が東京オリンピックを行うかどうかの重要な民意呈示の機会になり、政権はその影響を受けるという見立てだ。確かに日本共産党のように、この問題をことさらに ...

門脇護の「曲解」から始まった愛知県知事リコール不正問題

愛知県知事をリコールするための署名が8割以上偽造だった問題で、運動の事務局長やその家族らが逮捕された。署名を偽造したのは選挙で投票者になりすますのと同じことなので罪が重いとの識者の指摘もある。つまり、このリコール署名では8割以上が「替え玉 ...

竹中労逝いて30年

本日は元祖ルポライター竹中労の死去から30年。それほど深い付き合いをしたわけではなかったが自分にとって最初に影響を受けた人なので印象深く記憶に残る。当時、竹中サンは牧口常三郎に関する連載『庶民列伝』を月刊潮で行っているころで、ある先輩に誘 ...

すべては優先順位に

政治の世界では「優先順位」の失敗はそのまま死活問題に転化する。コロナ無策が要因となって政権を二度までも投げ出した安倍前政権の後を継いだ菅政権が、第1の優先課題とすべきだったものは当然ながらコロナ対策であった。この問題に万全の手当てをし、国 ...