カテゴリー ‘歴史認識’ のアーカイブ
徒然なるままに

保守現実派の女神

ジャーナリストを称する櫻井よしこが内々では“保守現実派の女神”などと形容されているらしい。櫻井といえば、改憲派の象徴ともされる人物で、大日本帝国への郷愁をもち、旧日本軍の蛮行についてはことごとく否定する人物として知られる。過去の旧日本軍の ...

産経のチープ歴史戦

安倍晋三元首相の政権の成果を大きく括れば、日本を戦争のできる国に作り変える、あるいは戦争をしやすい国に作り変えることにあったといえよう。同時にこの国の歴史認識のあり方についても大きな変革(改悪)をもたらした。その焦点となったのは過去の戦争 ...

安倍政治の転換点

10年前の2014年といえば、日本の現代史において様々なことがあった年だ。まず4月に消費税が8%に上がる。安倍政権は2度にわたり消費税を上げたが、それでも崩れなかった強固な政権と位置づけられる。一方でこの年の7月1日、安倍内閣は集団的自衛 ...

自己愛性の戦争呼称

本日付朝日新聞で識者の成田龍一氏が次のように語っていた。「『大東亜戦争』という言葉を使うことは、戦争の反省の上に成り立つ戦後社会を認めたくないという一つの立場表明、イデオロギーとなっています」。さらに多くの戦争で戦後60年ほどで呼称が定ま ...

「大東亜戦争」論争

自衛隊がX上で発信した「大東亜戦争」の記述が一部マスコミで論争を生んでいる。本日付産経は阿比留瑠比コラムで「堂々と大東亜戦争と呼ぼう」の見出しで異論を発しているが、自衛隊自身はよけいな騒動にしたくないとの趣旨で先のXポストの該当部分を削除 ...

日本会議こそ日本社会のガン

「女性差別的な制度を見直せば経済成長率は倍増する」と述べたのは世界銀行上級副総裁だ。3月6日付の朝日新聞に掲載されている。法制度上の男女格差が主要先進国で最低ランクの日本は、差別的制度を維持していることで経済成長においても大きな損失を被っ ...