投稿者 ‘orner’ のアーカイブ
徒然なるままに

魔性を切るつるぎ

昔、創価学会員のある全国紙記者から聞いた話だが、「私は恥ずかしい話、いまでも1時間題目をあげないと満足いく記事を書けないんですよ」というのがあった。私も似たようなところがあって、題目が不足すると、頭の中で文章がまとまらないところがある。と ...

国家神道の時代

仕事の関係で慰安婦に関する本を読んでいた。沖縄にも関連する。朝鮮人女性が騙されて日本軍慰安婦にされ、沖縄の渡嘉敷島に連れていかれた話である。取材執筆したのは川田文子さん、書名は『赤瓦の家』だ。同じ日、地元町会の夏祭りに顔を出すと、そこで韓 ...

島国気質の脱却へ

本日付紙面で学童疎開船「対馬丸」の撃沈事件から81年となるニュースが散見された。1944年8月、地上戦が想定されていた沖縄から、九州などへの疎開方針で学童の乗った船などが本土に向かったものの、「対馬丸」が米軍により撃沈され、学童など150 ...

人にやさしい政治

私がこの言葉を初めて耳にしたのは、社会新報に勤務していた1994年のことだ。ほとんどの国民が予期しなかった村山富市社会党首班政権が突然誕生し、村山新首相がモットーとして語った言葉だったと記憶する。そのときはなんと凡庸なことをいうのだろうと ...

生かされなかったチーム3000

このコラムで私が記者やフリージャーナリストとして外国人問題を熱心に取材した過去があることは何度か書いたとおりだ。しばらくそのテーマから離れていたのは別の事情による。それが今回、再び取材を始めるきっかけとなったのはある公明党議員の発言に大き ...

読売の産経化現象

読売新聞が石破内閣が7月中に退陣表明を行う旨「号外」を発行した問題で、同紙はいまも見解を発することなく、ダンマリを決め込んだままだ。日本の最大発行部数を誇る新聞として、実際は事実確認を行わず「号外」を出したと見られているにもかかわらず、そ ...