東村山の構図21 嘘まみれの朝木直子

「週刊現代」裁判の判決で認定された事実は象徴的だ。朝木直子らのウソを断罪したという意味で決定的な内容だからだ。そのウソは教団が彼女の母親の転落死にかかわったという彼女らが当初主張した事柄とは関係がない。その前提として、彼女らが週刊現代の取材には応じていないとした、もう一つの別次元のウソのほうである。自分たちの立場にとってまずいとみれば、いくらでもウソの上塗りを重ねる。そうした象徴的な事例が、彼女らの「取材に応じていない」とする虚言にほかならなかったからだ。東京地裁は判決文でこう述べる。

「被告講談社から被告朝木らが取材を受けたことはない旨述べる右被告直子の証言及び供述は、右両名(※講談社記者)の証言及び供述の各内容並びに前記データ原稿の内容等に照らし、信用することはできない」(1999年7月19日・東京地裁判決)

要するに、東京地裁は朝木直子はウソを述べていると認定している。加えて東京高裁も、同内容の判断をおこなった。次のように認定したからだ。

「当裁判所も、一審被告朝木らが、一審被告講談社からの取材に対し、本件発言部分の趣旨の発言をしたものと認定する」(2001年5月15日・東京高裁判決)

のっけからウソにまみれて平気な人物。朝木直子はそのような者として、裁判所から認定された人物にほかならない。人としての良心に欠けているとしか言いようがない。

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