カテゴリー ‘平和’ のアーカイブ
徒然なるままに

潜入取材のつもりが…

本日付毎日新聞に「カンボジア選挙監視中殺害30年 中田さん追悼式」の共同電の記事が掲載されていた。1993年4月、国連ボランティアとしてカンボジアで選挙監視活動を行っていた当時25歳の日本人青年が凶弾に倒れた。すでにそのころ政府派遣の選挙 ...

日本の未来を憂いた音楽家

坂本龍一氏が亡くなった。2年前の1月、歴史家の半藤一利氏が没したときと同じ感慨をもつ。この国の行く末を憂う平和主義者であったという点で2人は共通すると感じるからだ。この国が間違った方向に進まないように、いやまして責任を感じる人は多いはずだ ...

プーチンを刑務所へ

本日付各紙のロシアの軍事侵攻1年の特集記事を見ていると、ロシア専門家の中でこの戦争がもう1年は確実につづくと予想する人もいる。要するにロシアとウクライナで互いの主張に折り合う面がなく、現場における戦闘が軍事的に拮抗した状況にあることを踏ま ...

佐藤優氏が停戦の呼びかけ

沖縄空手の取材を続けているのでいまも琉球新報と沖縄タイムスを現地から郵送してもらい購読している。琉球新報の毎週土曜日に掲載される佐藤優氏のコラムは毎回興味深いものだが、いつもなら1週間遅れで目にする同コラムを、なぜかこの種の内容については ...

中国の台湾軍事侵攻を「ない」と見る識者たち

台湾の軍事侵攻などを見据えて日本は巨額の防衛予算を組むなど対応に大わらわだが、私の見る範囲でも多くの識者はその事実を否定している。列記すると以下のようになる。台湾有事論を煽っている中心は、私の見るところでは自衛隊関係者(なかんづくОBの集 ...

これからの77年

私の文章の恩師が同じ佐賀県の出身で、大隈重信の縁戚ながらワセダを忌避し、東大在学中に学徒出陣で軍にとられ、九死に一生を得た話はこのコラムで何度か書いてきた。初年兵のときに馬糞を口の中に入れられた仕打ち、終戦間際に米軍による空爆で数日間意識 ...