創価学会の初代会長である牧口常三郎は時代様相の変化について、軍事的競争から経済的競争、最終的には人道的競争の時代に向かうと主張した。これは人間の善性に依拠した主張だったと思えるが、21世紀のここに来て、時代は逆戻りしつつあるように見える。 ...
他国で戦争が起きると、それに「便乗」して自国でも権益拡大を図ろうとする者が必ず出てくる。本日付の産経新聞1面のコラム、櫻井よしこ氏の「『核保有』を議論せよ」といった主張などはその典型であろう。また昨日、山口県で安倍元首相が講演した内容が各 ...
本日付の東京新聞「視点 私はこう見る」の欄で青木睦論説委員が「近代化されたロシア軍 おぞましい体質は不変」という興味深いコラムを執筆している。それによると、ロシアの新兵いじめは桁外れに極端で、毎年、新兵いじめによって数千人が死亡したとの驚 ...
米国の核兵器を共同運用する核シェアリングを突然言い出したのは安倍晋三元首相と認識しているが、これにいったん追随する姿勢を見せた高市早苗自民党政調会長は「核兵器の共有を想定した自衛隊法になっていない。現実的には難しい」との認識を示している( ...
この2月になって世紀が一つ戻った感がある。20世紀の後半ごろには、21世紀になれば軍事力を信仰する国家は減り、より平和な共存共栄の社会ができるものと考えた人も多かったかもしれない。現実はそうなっていはいない。そうした社会に向かうには、見え ...
プーチン大統領は隣国を見下し、侮っていた。攻めれば2日でカタがつくと思って攻め込んだはいいものの、自分の思い通りにはいかなかった。このまま泥沼になる可能性がある。これは旧日本軍が中国に攻め込んだ時とよく似ている。軍事的に優位に立つと「過信 ...