30年ほど前、PKОに文民として参加した。当時の国論を二分したカンボジアPKОだったが、施設大隊としての自衛隊だけでなく、選挙監視員も非公式な募集が行われたからだ。派遣直前に日本人の文民警察官が銃撃され死亡したり、日本人の国連ボランティア ...
偶然ながら核兵器に関する報道がつづいている。本日付または昨日の夕刊ではICANの推計で核兵器保有国が昨年費やした核兵器製造や維持のための総額が11兆円にのぼることを発表した。日本の防衛費の2倍だ。2倍といえば現在の5~6兆円の防衛費を5年 ...
本日付の日経コラム「大機小機」は「財政こそ国防の要」と題する内容を掲載した。いわゆる骨太の方針を題材にしており、防衛費を倍増させよとの主張に対し、次のように指摘する。
「当たり前の話だが、防衛予算を5兆円増やすなら、5兆円増税するか ...
英エコノミスト紙の翻訳記事だが、本日付日経は「プーチン氏が揺るがす核秩序」を掲載した。プーチン大統領が核兵器使用を示唆して戦争を始めて100日。実際に核兵器を使おうとする兆候は見られないというが、この行動が世界に極めて深刻な影響を与えてい ...
2022年の現在、自衛隊のトップを務めた人物や元幕僚長など複数の幹部が「専守防衛を改めよ」などと勇ましい発言を堂々と行っている。かつてPKO(国連平和維持活動)が参加する前は自衛隊は日陰の存在だった。だがいまやPKOだけでなく、災害救助に ...
本日付日経「大機小機」は「核脅威下に正義の原則を問う」というコラムを掲載した。核の脅威がなかった時代とそれが存在する時代とでは決定的に異なる趣旨を述べ、核兵器が実際に使われると文明社会の存在が消えてなくなるので、これまで前提となってきた「 ...