カテゴリー ‘きょうの朝刊’ のアーカイブ
徒然なるままに

世論戦で後手に回った公明党

今回の参院選の大きな特徴は排外主義の風潮が顕著だったことだ。社会の不満を吸収する形で外国人排斥を訴えた政党が都議選で躍進したことをきっかけに、おれもおれもと立憲・共産等以外の多くの政党が“追随”した。マスコミからあまり指摘されないことで命 ...

審判問われる“決められない政治”

石破内閣の9カ月を振り返って、最初の数カ月は野党とのさまざまな交渉を通じて困難な少数与党としての予算編成を成立させたことは一定評価されている。一方でその後に“決められない政治”に陥ったことが参院選の与党苦境の要因となっている。一つは政治と ...

新聞6紙の感想

東京の在京一般紙といえば、朝毎読に加え、産経、東京、日経だ。最近感じることの一つは、読売の紙面にまったく面白味を感じなくなったということだ。全国で最多部数をもち、取材スタッフも多い新聞の、その紙面が味気ないというのは、やはり編集総体の方向 ...

外国人ヘイトが票になる参院選

参議院選挙の公示日を迎えた。今回の選挙の最も大きな特徴の一つは、外国人排斥を訴える政党が得票を伸ばすという異様な状況だ。参政党が掲げる「日本人ファースト」は人種差別を標榜する政策であり、人種差別を概念として含まない「都民ファースト」とはま ...

日本の夜明けは選択的夫婦別姓の導入から

本日付の日経、昨日付の毎日が共通してこのテーマを社説で扱った。毎日は「秋の臨時国会で、確実に選択的夫婦別姓を実現させなければならない」と書き、日経も「法制審から30年近くたち、これ以上の先送りは憂慮される」と主張する。問題点と必要性もすで ...

12年前の安倍政治を断罪した最高裁

2012年12月、安倍晋三が2度目の自民党総裁に返り咲いた後の最初の衆院選で、自民党は「生活保護費の1割カット」を選挙公約に掲げ、政権に復帰した。その結果、その政策実行は第2次安倍政権の規定路線となり、弱者である生活保護費受給者の生存権を ...