カテゴリー ‘歴史認識’ のアーカイブ
徒然なるままに

正確な歴史認識は人道の基礎

歴史修正主義者の典型であった安倍晋三氏を長年首相に抱えたことで、この国では「歴史の改竄」が大胆に進行した。平たくいえば、旧日本軍の加害行為を否定し、弱める方向でその動きは集約される。旧日本軍が日中戦争開戦の年末に行った南京大虐殺、日中戦争 ...

戦後80年に向かう1年

広島原爆投下から79年目となる朝だ。これからさまざまな事象が戦後80年の節目を迎える。1944年8月22日、沖縄の子どもらを九州に疎開させる学童疎開船・対馬丸が撃沈される悲劇があった。さらに10月10日は那覇市が焼け野原となった那覇大空襲 ...

朝日陥落から10年

“陥落”という言葉を使うと私などは昭和12年の「南京陥落」を想起するが、“落城”でも意味は同じだろう。10年前の8月5・6日、朝日新聞は過去の慰安婦報道を自ら検証し、一部の記事を取り消す挙に出た。ただし報道の誤りは認めたものの、謝罪の言葉 ...

歴史修正主義が“反転”する時代

この国の歴史修正主義が始まったきっかけは1995年の村山談話という説がある。日本の過去の戦争の罪を認めた首相談話だったが、それが奇縁で日本会議や新しい歴史教科書をつくる会などが結成された。その後もこの歴史観を踏襲する2度にわたる安倍政権の ...

遊就館が示す自慰史観

本日付の産経コラムに「靖國神社・遊就館で学ぼう」という文章を目にした。そこで次のように書かれている。「もうすぐ終戦から79年の夏を迎える。国のために戦った戦没者=英霊をしのび、その尊い犠牲の上に今の平和があることを感謝し、平和への誓いを新 ...

家父長的人権後進国

日本の精神的近代化がここまで遅れたのはやはり家父長的思想の蔓延によるところが大きいと感じる。政治的には安倍政権の確立とともにその種の勢力が政治力を増し、この国に一定の基盤を築いたように思う。これらの勢力はかつての「大日本帝国」時代の思想を ...