今回の自民党総裁選を利用して荒稼ぎしている「ジャーナリスト」がいる。高市早苗氏にべったりと寄り添い、日本会議の後支えを受けて毎週のように一緒に講演している門田隆将だ。会場に集まった参加者と写真を撮り、それをSNS上にアップすることで高市支持者が多いという“印象”を振り撒く作戦だろう。かつてこの人物は朝日新聞や毎日新聞、東京新聞の記者たちを「活動家」などと繰り返し罵倒してきたが、要は自分自身のことであって、自らは“ペンをもった政治活動屋”であることを毎日自分で発信している。当然ながらそれらが“手弁当”で行われていると見る者はまずいない。それ相当の講演料(報酬)を受け取っていると見るのがスジだ。要はビジネス保守としての「ビジネス」なのである。公のために動いているように見せかけて、実際は自己利益のために行動する。そうした手合いが蔓延する時代状況にある。