歴史家の保阪正康氏と池上彰氏が編んだ『歴史の予兆を読む』という対談集が先月、朝日新書から発刊された。この本で重要なキーワードとなっているのは、タイトルにある「歴史の予兆」であり、言い換えれば「潮目」のようなものだ。歴史の渦中にあると見えな ...
私の乏しい知識でざっくりいえば、近現代の日本人が隣国に差別感情を抱くようになったのは日清・日露の戦勝からといわれる。日本が国家として世界の「一等国」の地位を占めるに至ったと錯覚し、そうした空気が庶民にも浸透したからだろう。その種の差別意識 ...
21世紀初頭から考えても日本社会は大きく変化した。民族差別が横行し、心ない言葉であふれている。こうした社会を形成した結果責任は当然政治にも求められる。政権与党として長くこの社会を構築してきた自民党と公明党も例外でない。いま公明党に求められ ...
参院選挙後半、残り1週間ほどになった段階で、「しんぶん赤旗」が7日前の「公明新聞」記事に反論している。公明新聞の6月25日付の記事に噛みついた格好だが、昔の赤旗なら翌日には反撃ののろしを上げていたと思われるから、ずいぶん対応が遅くなったも ...
2022年7月、日本共産党の創立100周年の月となった。いつも金曜日に届く「しんぶん赤旗」日曜版を開いてみると、「日本共産党 自由と平和一筋100年」のカラー見開きページが目にとまった。私は同党の平和主張をことさら否定するつもりはないが、 ...
本日付の日経新聞の選挙関連記事に「先進国で最悪の水準」「債務のGDP比263%」「財政再建、具体像先送り」の記事が出ていた。こうした記事はしばしば登場するが、問題は政党のほうだ。財政支出は有権者にプラス感情をもたらす。そのため国の将来を考 ...
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