先進国で最悪水準の財政

本日付の日経新聞の選挙関連記事に「先進国で最悪の水準」「債務のGDP比263%」「財政再建、具体像先送り」の記事が出ていた。こうした記事はしばしば登場するが、問題は政党のほうだ。財政支出は有権者にプラス感情をもたらす。そのため国の将来を考えず、自分たちの保身を優先する政党は、財政規律にぬるい。いまの自民党の一部が財源も考えずに防衛費倍増を主張している姿など、その典型といえよう。上記記事によると、先進国で日本にだけ存在しないものがあるという。それは「政府から中立の立場で中期の財政や政策を検証する独立財政機関の存在」だ。まだ生まれていない世代が享受すべき金を先に使うことを意味する「財源なき支出」の主張。目先のことだけで、国の将来をきちんと考えない「似非愛国者」がこの国に目立つようになって久しい。

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