左翼側のイデオロギー・ノンフィクション

予断に満ちたイデオロギー・ノンフィクションは、実は右派の専売特許とも限らない。左派にも似たような作品が存在するからだ。その象徴的な事例の一つが、松本清張が書いたノンフィクションだ。えっ?松本って小説家じゃないの?という人がいるのは当然だが ...

国際公約を「政争の具」にする政党

東京オリンピックをめぐり、熾烈な駆け引きがつづいている。最も顕著なのは、国際公約にほかならないこの問題を、党勢拡大の道具として利用している政党があることだろう。日本共産党は東京オリンピックの中止を最初に言い出した政党とされるが、同党は7月 ...

イデオロギー・ノンフィクションの限界

特定のイデオロギーをもとに、そのイデオロギーを宣揚するために予め結論を決めておき、それに沿う材料だけを集め、都合の悪い材料を捨象して作成するノンフィクションを私は「イデオロギー・ノンフィクション」と名づける。これは右にも左にも見られる現象 ...

「五輪の観客は感染を招くか」

友人などと話していると、年齢層によってはワクチン接種の話よりも、東京五輪の是非に話題が及ぶことが多い。東京在住の相手の場合はなおさらその傾向が強い。本日付の日経新聞は「大機小機」の欄で「五輪の観客は感染招くか」と題するコラムを掲載した。そ ...

九州感覚

私は九州の北部で生まれ育っている。韓半島に近く、古代からその影響を最初に受けてきた地域といえる。その影響の積み重ねかどうかは知らないが、九州は「男尊女卑」の意識の強い地域として日本国内では認識されてきた。そのことを強く感じるようになったの ...

竹中労にあって佐高信にないもの

極めて個人的な見解を述べることにする。竹中労という人は幼少時代、母親の愛情を十分に受けられず、戦後には日本共産党の“洗礼”を受けた。同党のまやかしを自分の肉体で経験していた。人間主義を標ぼうしながら、実際はとことん「非人間主義」である同党 ...