石破首相が辞任を表明した。この1年間を振り返って、個人的な感想を記す。
やはり政権浮揚か停滞かの分岐点(ターニング・ポイント)となったのは政治とカネの問題への対応だったと思う。特に企業団体献金の改革について、石破首相は後ろ向きな姿勢 ...
日本は戦後80年、戦争をせずにやってきた。だが国際情勢は「最悪の渦」を作りつつあり、いつ日本が戦争に巻き込まれても不思議ではない状況に入りつつある。その中で、まだ戦争体験をもつ世代が多数を占めた時代は明確に抑制されてきたものが、いまはその ...
トップリーダーは常に決断をしなければならない。そのとき人間の資質が決断に影響を与える。スパッと真剣で斬るように決断できるリーダーもいれば、しばしば熟慮し判断を先延ばすパターンもある。石破首相は明らかに後者だ。一方で小泉純一郎・安倍晋三元首 ...
自分たちの生活が苦しいのは外国人が優遇されているせいだ。事実的根拠を伴わないこのデマが一部日本人の心に浸透したのは、「他責思考」を利用した情報操作といえる。日本人はもともとこの思考方法が強いのかもしれない。他責思考は先の戦争の総括において ...
ホモ・サピエンスとしての人間は肌の色合いや各個人の身体的特徴の違いはあっても、基本的な形状は同じである。目が後頭部に付いていたり、足が3本ある人はいない。そのように人間の構造が基本的に同じ形状であることから、「武術」の方向性や指向性は収斂 ...
元安倍派を中心とする「裏金議員」らが石破降ろしに騒げば騒ぐほど内閣支持率が上がるという珍妙な現象が起きている。安倍政治に対する世論の反発が今も一定程度残り、それが内閣支持率を押し上げている要因のように映る。こんご自民党内がどうなっていくか ...