2024年12月の月別アーカイブ
徒然なるままに

「51年綱領」に殉じた男たち

奥付ベースで昨年『実録・白鳥事件』を発刊してちょうど1年となる。白鳥警部射殺事件の犯人と被害者を中心に描いたノンフィクションだが、私としては被害者である白鳥一雄警部と主謀者である村上国治の評伝を併せて書いたような面が強かった。ふたりは19 ...

企業団体献金は与党だけの特権か

昔からたびたび指摘されているように、企業団体献金は利益誘導的側面を伴う献金なので、政治の政策に影響を与える。以前はゼネコンからの献金が税金の還流として問題になった時代もあったし、利益誘導的側面を伴うという性質上、政権与党に献金が集まること ...

教員・医師・自衛官が不足する国

本日付朝日新聞は「自衛官の不足」という社説を掲載した。自衛官の定員25万人近くに「2万人の不足が続いている」と指摘し、昨年度は2万人の募集をかけたが1万人しか集まらず、「過去最低の採用率」になった旨警鐘を鳴らす。同じ日の朝刊で産経新聞は「 ...

「内外問わず」の精神

ある公明党関係者(伊佐進一前代議士)が自らのXで公明党のイメージ変革が必要と主張して、「公明党=創価学会 という宗教政党」と見られている現状を指摘していた。イメージというより、実際の成り立ちがそうなのでいかんともしがたいが、これは党のイメ ...

日本共産党の他責思考

昨日付のしんぶん赤旗(2面)に毎日新聞夕刊の特集ワイド記事について抗議した旨の記事が掲載されていた。日本共産党の広報部長が毎日新聞東京本社に乗り込み、記事には重大な事実誤認があると指摘し、「公正な報道」を保障するため、改めて党への取材と正 ...

トップが判断を誤った帰結

昨日付毎日新聞(夕刊)のワイド特集で日本共産党の発行する「しんぶん赤旗」が多くのスクープ記事を発しているものの逆に党勢衰退している同党の不思議さを扱っている。記事では衰退の原因を「異論許さぬ閉鎖性」と結論する。昨年2月に始まった松竹伸幸氏 ...